8/16
セシルの思いⅡ(セシル視点)
カナリアさんを影で救いたい。そう思った理由は彼女も一応、教会の一員であること。
恋愛関係になることは在籍上、禁止されているように思える。だけど、もし将来、彼女との婚約を考えているのであれば、なるべくなら、騎士等に装着するなりして接近しておきたいようにも思える。
実は僕はこう見えても滅茶苦茶身体能力は高い。貴族の中ではトップクラスに優れている。
僕の中では、正直勇者並みなのではないかと思っている。果たして、勇者がどれくらい優れているか、分からないが。でも、彼女を守る力はあると言い切って良い。
まぁ昔の勇者のように負けず劣らずの力を持っていると、自分でも思っているけど、だが、実際、勇者と対戦してみないと何とも言えない。
僕はわざとではないが、あまり力を人前で力を出すタイプではない。だから、人前では滅茶苦茶弱いフリをして良く装う。
人前では力を見せる事がないので、隠れて力を発揮させる。誰も、この僕だと気付かれないようにして。
僕は、そう思い、騎士になるために、プレートアーマーを装着し、誰もいない舞踏会を後にして、素早く立ち去った。




