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あなたは異世界に行ったら何をします?~番外へん 開店中~  作者: 深楽朱夜
あなたは異世界に行ったら何をします?~外伝・出来損ないの魔人カロとロカの旅 へん開店中~

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外伝・出来損ないの魔人カロとロカの旅LXⅢ 鉱物ダンジョンの前に

長閑な森の中の工程、採取を行い川で魚を獲り焼いて食べまた馬車を走らせる。

食事はウナ、イロが料理の本を見て作ってくれキュロとロトがロカと遊び、テントの中で楽しく過ごしている。

カロはそれが嬉しい、守る物が増えたがカロはそれも良しと思った。

『肯、3800年の刻は正にこの為にあった…』

「ぁ……」

気分良く馬車に揺られていればそう内から声がする、穏やかな優しい温もりのある声に小さく声を上げればナトとロナは振り向く、何でもないと言い頭を振るった。

「もうじき鉱物ダンジョンがある国に着く、ここで船が造れるまで鉱物を採るよ」

ようやくやや整備された道を行く、少し先には城門と城壁が見え高く聳える城が中心に見えた。


「《ラファタ王国》へようこそ、馬2頭と馬車で入国料4,000ログ人は1人3,000ログで合わせて1万ログです」

「……」

ロカを隣に座らせ城門に向かえば愛想の良い門兵に言われ、顏には出さないが驚く、高い高すぎる…ふつうの家族1月分の食費、そして馬?馬と馬車にも金が掛かる?カロは固まってしまうがここでごねでも入れないだけだとコインを支払い中へ入れば街は綺麗な物だった。

「わぁ、きれいー」

「そうだね、今までのどの街よりも綺麗…」

それほど金が掛かっている…道が広く建物も岩と鉱物で造られおそらく鉱物ダンジョンに入るのにも金が必要だろう、馬車をゆっくり走らせ先ずは冒険者ギルドを目指した。


「ようこそ、《ラファタ王国》の冒険者ギルドへ。この国の冒険者ギルドでは鉱物や鉱石や魔物とボスについての話を受けて貰い専用冒険者証渡します。1人5,000ログ必要です、宿は取りますか?テントならば1日1,000ログ馬車の預かりは1日2,000ログ、エサと水が付きます」

「…………宿もテントも馬車の預かりもいい自分で探す……話を受ける」

「承知しました、60分後に始まります。時間厳守で来てください」

冒険者ギルドは4階建てのしっかりとした建物、入る冒険者達は打撃系の武器が多い、大きい分場所も取りそうだが道も建物も広いので気にならない、受付の女性に鉱物ダンジョンへ入る旨を伝え冒険者証をみせればそう言われ、何をするにしても高い…金が掛かると思いながら、馬車は収納しテントとロト達は小さくしてダンジョンに入ろうとロカを連れて街を歩く事にした。


「商人と冒険者が多い…」

行き交う人々は商人や冒険者が多く、屋台や鉱石屋に武器屋と鍛冶屋が並ぶ、人種の多種だし荷物を運んだり荷車を引かされている奴隷も多く歩いていた。

「何か屋台で買おう、パンとか…」

「うん」

ロカの手を引き適当に屋台を覗く、何の変哲もない固そうなパンでも他の国に比べたら倍以上する。

「たかい」

「あんた来たばかりかい?」

「うん」

「そうかい、値段が高くて驚くだろう?この国はそういうもんだよ。税だよ税、でも稼げるからねえ。他の国で住むのと然程変わらないのさ。初めて来たならパン1個つけてあげるよ」

屋台でパンを売る中年女性の店主が笑っている、そう言われ情報料として1つ買いもう1つ貰っていく。

「安い店ならこういった大きな通路じゃない方が良いよ、北の方はなりたての冒険者やこの国の住人達がよく利用するから」

「ありがとう」

「ありがと」

良い情報を貰えた、少しこの辺を見て回り冒険者ギルドに向かおうとすればロカも話しを聞きたいというので追加料金を払って、ロカの服の中にいるキュロ達も受けると動くのでその分は金を払わなくていいかと黒い事を考えた。


「では、鉱物ダンジョンについて話を始める。私が冒険者ギルドのサブマスターボレーだ」

冒険者ギルドに戻り追加の料金を支払い4階の机と椅子が並べられた場所に案内され座って待つ、若い冒険者パーティ1組とカロ達だけが座り正面には気難しそうな宝飾品を派手に身に着けた男ボレーが教官として立つ。

「鉱物ダンジョン、現在人が挑んだ階層は12階層まで。それよりも下の階層は人には攻略不可、公式の記録では無いが19階層まで挑んでいる。武器は打撃系の物が有効、魔法は火よりも氷結系が有効。初心者は3階層までを推奨としこれが冒険者ギルドと商業ギルドで買い取りしている鉱物、鉱石、魔石の買い取り表だ。ボスを倒した場合は売る売らないに関わらず確認の為提示して貰う」

「へえ、見せたらなんかあんの?」

「提示されればこの《ラファタ王国》の冒険者証に記載され、高額の依頼や護衛依頼等優遇される。買い取り出せば更に恩恵を受ける事が出来る」

若い冒険者パーティのリーダーらしい青年の、話の途中での質問に気を悪くもせず答えればリーダーらしい青年は口笛を吹く、ボレーは話しを続ける。

「1階層目は真っ直ぐに進む、来る魔物は鉱物の犬だが打撃系の武器で的確に頭を狙えば良い、ボスは5頭の犬だパーティなら前衛2名で挑み足元を崩した後、後衛が頭を潰せば終わる。2階層目は鉱物の鳥と地を這う蟲だが蟲は動きが鈍いこれも打撃系の武器で倒せる、鳥は氷系魔法が有効だが無い場合は紐の先に石を括りつけた道具を投げ足に絡めて落とせば打撃系の武器で簡単に潰れる。ボスは鳥で火を放つ、道具屋で売っている火避けのマントで無効化出来る、それで足を縄で動きを止め打撃を加えれば終わりだ。3階層目はボス戦のみ扉の前で補給や回復を行いボスに挑むのを推奨する、ボスは飛ぶ犬だ。こいつは意外に脆い、前衛を囮に背後から足を狙い打撃を与えれば終わりだ。それ以上聞きたければ別料金だ、それとボス部屋は混雑する分け前は減るが他のパーティと組んでさっさと抜けるの有りだ。話し合いなどはパーティ毎で行うように。火避けのマントや打撃系の武器、道具類はギルドでも売っている。荷運びが必要であれば奴隷の貸し出しを行う商会もある知りたければ下で確認をするように、以上だ」

そう言ってボレーはちらとカロ達の方を見るがそのまま室内から立ち去る、若いパーティも立ち上がり出て行く際にカロ達の方を見て嘲笑う。

「ガキ連れてダンジョンかよ、気楽だな」

「どうせ、おこぼれを貰いに行くんでしょ」

「ふん、あれだけ細ければ荷運びにも使えないだろうな」

「ダンジョン内でしくじって迷惑かけられるとこまるわぁ」

4名の冒険者パーティ、男2名女2名がカロを見て嫌な笑みを浮かべるがカロは気にせず彼らの後にロカの手を引いて下に降りるが服の中で聞いていたキュロは少し怒りを感じていた…。


「ああ、4階層よりも下に行くのであれば7と8階層のボスのアイテムを売って欲しい高値で買い取る。無論他の階層も。最終階層まで行けば何が出るのか教えて欲しい」

1階の階段下でボレーがカロを待ち構え手短に伝えカロは頷きロカは首をか傾げる、ボレーは奥に向かいカロは夜からダンジョンに入る事にした…。


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