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一期一会  作者: 雪奈
第14章 雪影に滲む
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153/213

プロローグ


冷たい雪の中。

音もなく白く染まっていく景色の中で。


もうどうなってしまっても構わない。

これで終わりになってもいい。

そんな後ろ向きな気持ちと。


もっと自由に生きたい。

一人でどこへでも行きたい。

そんな希望へ手を伸ばしたい気持ちが。


複雑に入り混じっていたことを、今でも覚えている。


あの日から数年。

今の自分は昔と比べようもないくらい幸せで。

この幸せが壊れなければいいのにと、いつも少し怯えながら過ごしている。


この幸せが、どうか少しでも長く続きますように。

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