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RENN  作者: PEACH
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7/8

いつまでも…  (part1)

屋上で一人たたずむ少女。

それは上浦 千丈だった。

雲の多い空の下で吹きあれる風。

湿気を多く含んだ気持ち悪い風が肌をなでる。

そんな中で千丈は、一年前の事件を思いだしていた…

それは今日とは打って変わって、よく晴れた日のことだった。



ガチャーン!!


…まただ。どうせまた慄(りつ)が暴れているのだろう。


千丈はいつものことなのにビクビクして、怯えて布団にくるまっていた。


ガチャ!!


勢いよくドアを開けて入ってきたのは慄たった。

慄は入ってくるなり、千丈にズカズカと歩み寄り、布団を払って腕を強く握った。

その力強さに、千丈は逃げることができなかった。

「ちょっと、慄!?」

慄は千丈の腕をつかんだまま、つり上げるようにして立たせた。そして真っ直ぐに千丈の瞳を見つめた。

「一緒にここを出よう!」

「ハァー!? なにいってんの? 私たち、まだ小4だよ!?」

「だから何だよ。」

本当に慄は小学生だろうか…千丈はよくそう思っていた。ありえない知力に、ありえない運動能力…そしてありえないことを言い出すところ。

「だってさー、何だよアイツら!! アイツらは俺らを奴隷みたいにしか扱ってねぇ…もう、こんな生活やだよ…」

「…でも、我慢しなくちゃ。おばさん達は私たち二人も引き取ってくれたのよ。」

「じゃあ、お前はこのままでいいのかよ…?」

「よ、よくはないけど…。」

「じゃあっ!!」

「でも!! でも…出てったって、何もできないよ…」

慄は言葉を詰まらせた。

そして舌打ちをして、近くにあったゴミ箱を蹴った。その姿にビクッとした千丈は、いずらくなって部屋を飛び出した…



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