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第参章 夜と月(上)

  よくよく考えたら、主要人物三人しか出てないね…テヘッ(笑)

 ―現在より、約293年前。―


 影縫 朧  5歳。


 朧は書斎にいた。

 そのときの朧は男の娘みたいな顔だったが、

パッチリとした大きな瞳には光が宿っておらず、

ただ、虚空を見るように虚ろな眼をしていた。


 朧は、嫌われていた。魔力がないがために・・・・・・。

 朧は、知っていた。頭がよすぎるがために・・・・・・。


 そのため、朧は溜まりに溜まるストレスが溜まり、瞳は死んでいた。


 書斎に少しして、30を超える男が入ってきた。

男は、朧の父 戌神 刃(いぬがみ じん)

朧は、東洋貴族の上流貴族 戌神家の三男だったのだ。


刃 「クソガキ、今日から自由だ。この家から出て行け。」


 朧は、五歳にして勘当を言い渡されたのだった。


朧 「 ・・・分かりました父上」


 朧は最後に皮肉を言う。


刃 「父と夜呼ぶな!! 彼のものを送れ、転移」


 「父上」と言う言葉に激昂し、声を荒げながら詠唱をし、発動をした。

朧の下には魔法陣ができる。


朧 (この魔方陣は・・・・・・転ⅰ)


 やがて、光が朧を包みようやく見えるようになったときには

朧の姿は見えなかった。



戌神家

 東洋貴族の五本の指に入る。東洋の大きな貴族はすべてで12ある。

東洋魔術の中の式神術を主流としている家系。

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