↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
人魔の世界  作者: 道草ノ跡
スーベル魔法学院編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

93/132

092 負傷退場

「…まさか、魔猪をクッションにすることになるとは。…意外と心地いいな」


 台車に乗せられた魔猪の上で、俺は空を見上げていた。


「軽い外傷なら私たちの治療魔術で治せますが、捻挫は後遺症が残る可能性がありますからね…」


「自分の足場についてよく考えてなかったのは反省点だな。崩した地面に、自分が足を取られるとは。

 …方向性は間違ってないはず。他に、良い作戦は、ないかなぁ」


 空が綺麗で、揺れが心地よくて、まぶたが重くなっていた。





 先に受付所に戻っていたアレツさんを見つけた。…なんというか、ちょっと話しかけづらいな。

 いや、流石にこのまま帰るのは違うだろう。ちゃんとしよう。


「その、アレツさん。ただいま戻りました。…えっと、思いっきり寝てたようで。お恥ずかしい」


「お帰りなさい! 親切な兵士さんが途中手伝ってくれたので、お気になさらず! もう、足は大丈夫でしょうか?」


「…ああ、治療院ですぐ治った。そろそろ、中級治療魔術の資格取りに行かないとなぁ」


「難関資格! 私には、遠い話ですわね…」


「魔素の消費量が多いとはいえ、あった方が絶対楽だからな。ロアが、その、身内に持ってるやついるし」


 受付から、こちらを呼ぶ声。どうやら、査定が終わったようだ。



「結構、貰えるものなんですね」


「ものすごくキレイな状態で持ち運ばれてきたので。…あと、初参加の学生さんには、こっそりサービスしてます。静かぁに、受け取ってください」


 あのミンチを持ち込んだらどんなリアクションをしてたのか、少し気になってしまった。…多分、やらない方がいいんだろうな。揉め事のタネになるかもだし。



「じゃあ、アレツさん8で、俺は2で分けよう」


「…え? こういうのは半分ずつじゃありませんの?」


「…ぶっちゃけ、俺、帰り寝てただけだし。倒したのも3体だけだ。5割ももらえない。…というか、もらいづらい」


「いえ、半分ずつです。私が決めました。お互いに役割をこなしたのです。半分以外の回答はあり得ませんわ」


「そう言われても…」


「それなら、次は半分に納得ができるようになってくださいませ」


「…分かったよ。そうする。…アレツさん、次いつ参加するんだ?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。