026 学年首席 ラヌの独り言2
続きだ。ここまでよく付き合ってくれた。ここからが本題だ、心して聞いて欲しい。
「ロアの身内! フェド・アルネス!」
「おおう、そうだ。合ってる。…何かようか?」
4月の入れ替え戦翌日、その結果が反映された直後の話だ。どこまで見れるかと、教室の外からちらりと覗こうとしたら、珍しく彼が話しかけられていた。
…なんなら、ティナ以外の女子に話しかけられたのは初めてか?
ちなみに、ここに書かれた彼の返事に関しては類推だ、多分合ってる。信頼してくれ。
声量を注意されたのか、トーナ・パーナと名乗った女子の声が聞き取れなくなってしまった。…しかし、急に登場人物が増えたな。
まとめると、フェド・アルネスの身内に、ロアがいる。ロアの友達が、トーナ・パーナ。フェド・アルネスとティナ・レイベルは友達。
ここで、すでに嫌な予感がした。
我ながら少々キモい話だが、ロアという人物を聞いて回った。本名は、ロア・アルネス。家族と聞いた時は少し安堵したが、フェドの方が養子だった。ぬか喜びさせやがって。
ヒロイン複数型だったか…。
そういえば、5月終わりにロア・アルネスが中位入りを果たしたらしい。首席は早くにロア・アルネスに目をつけていたと、一瞬だけもてはやされた。




