↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
人魔の世界  作者: 道草ノ跡
スーベル魔法学院編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

19/129

019 下位クラス

「えー、下位クラスを担当する。コルだ。よろしく」


 事務的な人、という表現が合っているだろう。


「色々と話すべきことはあるだろうが、まず20分の時間を取る。クラス交流は大切だ」










「要するに、下位同士をただ傷を舐め合う関係で終わらせるつもりはない。ということだ。そのつもりで」


「じゃあ、最下位。ロア・アルネス。下から順に自己紹介だ。他の者も準備しておけ」


 立ち上がる。視線が一斉に集まる。


 となりの女子はこちらを見上げつつも、どうにも状況を飲み込めていないようだ。



「魔術使い、ロア・アルネス。よろしくお願いします」


 軽くお辞儀をしてから、着席。視線は少しずつコル先生へと向く。


 

「次、99位。トーナ・パーナ」



 やっべ私じゃん。まさかの下からワンツーフィニッシュ。

 そう小さく呟いて、となりの女子は立ち上がる。


「風魔法使い! トーナ・パーナです! …あー、よろしくお願いしまっす!」


 ひぇーこわぁーと、座る動作中に口から漏れる。賑やかな人だ。






「ロア・アルネス! とんでもなくクールなやつ!」


「耳が痛い。もう少し静かにできない?」


「ごめんよ、ロア・アルネス。通いだったりする? なら一緒に帰ろうぜー?」


「ごめん。私、寮。貴女、通いだったの」


「新事実! 授業始まって5日目にして、牛歩すぎないかちくしょう!」


「声」


「ごめんて。ロア・アルネス」


「ロアで良い」


「じゃあ、ロア。…そうだ、寮までエスコートするよ。これなら文句なし。私天才」


「…魔術の訓練するけど、貴女も来る?」



「訓練場かぁ…。まぁ、うん、行くかぁ…」









「そういえばなんだけど。なんで魔法使わないの? 縛りプレイ?」


「遊びじゃないんだから、わざわざそんなことしない。使えなくなったの」


「えっ、そんなことあるの。こわ…」


 土、炎、水の三種を使った弾丸を発射する。


「…ごめん。聞いちゃいけない話だった」


「当たり前の疑問でしょ。気になるのは間違ってない」


 …ほんと、変なやつだなぁ。と呟いた彼女は、口角を上げる。


「私も、ちょっと練習しようかな。となり、良いかな?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。