109 友達と2
「…そんなこと、あったんだ」
「…ティナ、ありがとう、途中代わってくれて。これ話すのしんどいな」
「聞く方も結構しんど…。じゃなくて、ともかく、おめでとう! ロアちゃん!」
「ちなみにだけど、どうやって戻したの?」
「…あー、トーナちゃん、それを聞くのは多分…」
「なにどうし…、えっ、どうしたのロア! 顔赤いよ?!」
「なるほどねぇ、愛の力で取り戻す。うんうん、ロマンだねぇ」
「それだけじゃない」
「…もう、からかって楽しんでるでしょ、トーナちゃん」
「ごめんって、いつもの仕返しだよ」
「トーナみたいにからかわれるのを楽しむ趣味はない」
「あー! 言ったな人を変態みたいに!」
「そこまで言ってませんけどー?! 自認変態だったのトーナぁ?!」
「こいっつマジで!」
「喧嘩しないのー」
「トーナが悪い」
「良いじゃん愛の物語! …幼馴染と焦がす恋!」
「喧嘩、しないのー」
「「ごめんなさい…」」
…感情に任せて色々言ってしまったな。久々だ、この振り回される感覚。
「…その、さ」
「…なに、ロア」
「ずっと、こういう風に話してみたかった」
「…えへへ。私も、ロアの新たな魅力に気がつけた」
「…フェド君助けてぇ、この2人制御できないぃ」
ティナの口から、そんな声が漏れた。…流石にふざけすぎた。
「そんで、キスすら使わずにお姫様を起こした男には、会いに行かないの?」
「…ちょっと、恥ずかしくて」
「言ってる場合か?! フェドが妙にギクシャクしてるの、ロアが原因だったんでしょ! 好きならちゃんと責任取りなさい! つーか取られても知らないよ?!」
「は、はいぃ…」




