↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
人魔の世界  作者: 道草ノ跡
スーベル魔法学院編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

110/132

108 友達と1

「…あれ、あたし、寝てた?」


 確か、漫画を…。なんでだっけな、いや、確か、心に負担をかけて、感情を呼び起こすため。


 ゆっくりと、思い出していく。けど、ところどころモヤがかかったような記憶だ。何か、おかしい気がする。



 …あれ、あたし、誰かと話してた? …思い、出せない。記憶に残らないタイプの夢なのかな。





「あ、ちょうど良いタイミング。ロアちゃん、お腹減ってる?」


「うん。減ってる…楽しみだな」


 声色に、魂がこもっていた。…振り返ってそこに立っていたのは、間違いなくロアちゃんだ。

 泣き腫らした目と、硬くなった表情筋を、それでも自然に笑わせていた。


「…もし、かして!」


「うん。ずっと、美味しいって言ってみたかった」


「…うん! そうだ、もっと作ろうかな! もう、今日は学校休んじゃって、お花畑を見にいくのはどう?!」


「どうって…。…あり、だね」


「じゃあ、いっぱい作る!」


「ごめんご飯は十分!」











「…売り切れ、か」


「なんで、今日に限って…!」


 花畑の近くに、種を売っているお店があった。ティナは、店員に詰め寄って質問する。


「あ、あの、店員さん! ニコの花の種って、在庫ないんですか!?」


「お、落ち着いてティナ、ほんとに」


「だってぇ!」


「…また、次の機会。花畑を見た、その帰りにさ。また、こよう」


「ロアちゃんがそれで良いなら…、良いけど…」



「あと、その…。…もう部屋で育ててる」


「そういう話は先に言ってよ!」


「ごめん、ごめん。そういえば、伝えたことなかったや」


 お互いに、顔を見合わせる。…ゆっくりと、何かが刺激されたように、笑みが溢れる。


「また、一緒に来ようね! ロアちゃん!」


「もちろん!」






「おー! ロアとティナ! 学校来てなかったけど、どうし…。えっ、ロア、なんか雰囲気変わった?!」


「さて、どこが変わったでしょうか? 解答権は三つだよ、トーナちゃん!」


「よっしゃ! まず、髪…は同じだよな…ネイルでも…ない、目つきがちょっと柔らかくなったとか?! …違う、ああそう。

 なんだよ、もう笑わないでよ2人とも!


 …えっ、ロアが笑った!?」



「…ねぇ、あたし、トーナに事情教えてない」


「えっ、そうだったの?!」


「えっなに、なんの話?!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。