表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/16

15 エピローグ

放課後の、近所のカフェにて。

「目が丸くなる」って、こういうことを言うんだなぁ。

向かいに座る親友の顔を見ながら、アイスコーヒーのストローをくわえて、他人事みたいにそんなことを考えていた。

そうなった要因は、もちろん自分の恋愛相談の“顛末”なのだけれど。



「そっか。そっかぁ……」



噛みしめるように呟きながら、七瀬はにんまりと笑う。

その笑顔を見ていたら、だんだんこっちのほうが恥ずかしくなってきて、思わずストローを噛みしめた。



「いろいろありがと。……八つ当たりもして、ごめん」

「いえいえ」



ニコニコ笑う七瀬は、カフェオレのカップを両手で包みながら言う。



「でも、なんとなくそんな気はしてたよ」

「え?」

「遥さん。初対面のときから仲良さそうだったし、2人とも好みとか、なんか似てるし」



そう言ってから、七瀬はやわらかく笑った。



「美咲ちゃんが幸せそうで、良かった」



当たり前のようにそう言う彼女に、ああ、敵わないなぁと思う。

優しくて、あたたかくて、柔らかくて。

羨ましくて、憧れて、ちょっと妬ましくて——でもそれ以上に、大好きでたまらない、私の親友。



「もー……七瀬好き……っ」

「あはは、私も美咲ちゃんが大好き」



恋人ができても、もしかしたらいつか別れても。

この友情は、きっと続いていく。


——遥さんにとっての六花さんも、きっとこんな感じなんだろうな。

ふと、そんなことを思った。



本篇はこちらで一段落です。

読んでいただきありがとうございました。


もう少しだけ、「その後の話」にもお付き合い頂ければ幸いです。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ