アカデミーの長い1日⑦
宜しくお願いします。以前書いていた話ですが、前の作者ページにログイン出来なくなってしまったので、推敲しながら再投稿。話が変わった部分もあります。
宜しくお願いします。
チヒロがライオン丸の後に続こうとすると、ライオン丸が振り返り、剣を前に突き出して拒絶する。
『付いてくるな、お前は敵になる素養がある』
ライオン丸の眼を見据える。その眼には先程とは違う、暖かな色がある。
『意思のある良い眼だ。先程はそのスキルにより敵と思ったが、お前はお前なのだ、スキルに呑まれるな。このままここで幽閉してやろうと思ったが、ここから出してやる』
「クロスに呑まれる?」
『その道を違えた我が言える事はここまでだ』
チヒロの視界が白に染まると先程の草原にいた。
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ヒロキの背が岩壁に当たる、もう退がれない。スライムは速度を変えずにジリジリと近づいてくる。既に数回殴っていたが、最初と同じでフィストガードが溶かされ、拳先からは血が出ている。
「スタンプ」
その声とともに突然スライムが宙にうき、何かに挟まれた様に横に拡がる。その先に男が2人。
「今のうちだ、こっちにこい。アルレロ、どうだやったか?」
「ミケル、前と一緒だ、手応えがない。足止め程度だ」
「おい、お前ヒロキだろ。早く来い」
ヒロキが端を通り、2人の元に辿り着く。
「逃げるぞ、アレは倒せねー」
アルレロとミケル。その名は知っている。
「シカさんパーティの、、」
「そうだよ。俺がミケル。あっちがアルレロだ、言っとくけど、俺達はあいつのパーティメンバーじゃねーし。その呼び名がめちゃくちゃ嫌いだからな。次は名前で呼べ。行くぞ」
「ミケル、俺はもう一発かましてから行く、先に出口を探してくれ」
ヒロキがミケルとともに奥に走る。
「ヒロキはこの奥に行ったか?」
「まだ行ってません。入った途端にアレがいたんです」
「アレね。俺達は不俺達はアレをEATERって呼んでる。スライムみたいだが全く別物だ。そしてEATERの先には」
進んだ先に雰囲気の違う部屋があった。
「コアルーム」
「コアはEATERが食べただらうがな」
アルレロがコアルームに走り込んできた。
「ミケル、早く出るぞ」
「早かったな、足止め失敗か?」
「あいつ、スタンプも喰った。2回目は何も無い様に進んできやがった」
「ヒロキ、そこにコアの台座がある。そいつに衝撃を与えろ」
ヒロキが台座を殴ると視界が白に染まり、先程の草原にいた。
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