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今日からダンジョンマスター  作者: ウメよん


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アカデミーの長い1日④

宜しくお願いします。以前書いていた話ですが、前の作者ページにログイン出来なくなってしまったので、推敲しながら再投稿。話が変わった部分もあります。

宜しくお願いします。

 チヒロ達がいた反対側では、ガントレットとレッドクリフ、2つのパーティが煙に魔法を打ち込んでいた。その度に触手が襲ってくるが、それぞれのパーティの盾役が受けている。既に水、火、雷、土と4属性の魔法を打ち込んだが、煙に変化は見られない。

 

「魔法はダメだな、有効属性ではなかったしても少しは手応えがあるもんだが、それが全くない」


 ガントレットパーティの1人が言うと、同じだとレッドクリフパーティからも声が上がる。


「これが煙でないとしてだ。何だと思う?」


「さてな、わかるとかわからないとかで言えば、いつもわからない事の方が多いからな」


「違えねーな」


「ガラリはどうだ、盾で受けた時どう思った」


「殺意がない。勢い程の速度や重さもない」


「何だよ、ここで待てって事か」


彼等は歴戦のパーティだ。攻撃は意図があると考えているし、それが何かを把握しようとする。


----------


 煙の中に入れば、あるはずのアカデミーの校舎ではなく、一面に草原が広がっていた。潜り抜けたはずの煙の渦もなくなっている。


「ダンジョン、、」


チヒロの呟き。ヒロキもダンジョンみたいだと思っていた。しかし見渡す限りの草原にはモンスターもいない。見渡す限りの草原、ダンジョン、チヒロが独り言の様にぶつぶつ言っている。


不思議な事はもう一つ。先程の女性が見当たらない。ヒロキ達の前を駆けていたはずだ。ランダムダンジョンかも知れない。


「ねえ、ヒロキは思い当たらない? 一面の草原っていうダンジョンを聞いた事があるはずなの」


草原、ダンジョン。確かに聞いた気がする。上には太陽こそないが青空が広がり足元には草原。『草原は印』不思議とそのフレーズが浮かぶ


「ヒロキ、『草原は印』だよ」


「俺もそれが思いついた」


2人が思いつくのは偶然ではない。『草原は印』この一文をどこで見た? ダンジョン校ではない。アカデミーに来てからのはずだ。どこで見たかは思い出せない。ヒロキは目を閉じた。『草原は印』だからどうしたんだっけ、出典はわからないが、この一文には先があったはずだ。


草原をじっと見つめる。草先が少し靡いている。靡いている? 風もないのに? 


「チヒロ、クロスを上に飛ばして見て欲しい」


「うん。クロス飛んで!」


クロスが上に飛び上がる。


「模様があるって言ってる。渦を巻いてるって」


「渦の中心に行ってみよう」


チヒロとヒロキは注意深く草先を見つめながら移動する。時折クロスに上から確認をしてもらいながら歩き、渦の中央に辿り着いた。






読んで頂きありがとうございます。

誤字や脱字、意味不明な文章に説明不足なところなどがあったら、是非教えて下さい!


また、評価を頂けると励みになります。宜しくお願いします。



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