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今日からダンジョンマスター  作者: ウメよん


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三回戦②

宜しくお願いします。以前書いていた話ですが、前の作者ページにログイン出来なくなってしまったので、推敲しながら再投稿。話が変わった部分もあります。

宜しくお願いします。

 「狙いどおりだな」


ガネーシャが拳をかわす。『影舞』を持っていても余裕というわけにいかない。それ程に鋭い打撃だが、来ると踏んでいた打撃だ。リョウには過去にも風魔法と水魔法を見せたが、『影舞』の事は知らなかっただろう。


「ブラスト」


かわし様に放つ。念を入れて広範囲の風魔法を選択した。ガネーシャは『影舞』の他に『風魔法B』『水魔法B』を持っているが、風魔法はどうにも相性が悪く威力が低い、それでもこの場面なら風魔法だ。一発で『魔坊』を壊さなくても場外に押し出せば良い。


ブラストがあたり、ヒロキが場外に落ちていく姿を見ると、ガネーシャはリョウをターゲットに水弾を放つ。日本チームは一二回戦で力を見せたヒロキと、槍と土魔法のリョウともう1人。先にスキルが判明しているリョウを叩く。


ーーーーー


 ある程度、槍を合わせてわかった。俺の方が強い。『槍術C』と『槍鉄士』を持つリョウは、槍スキルの相乗効果にて『剣術A』とも張り合える。コイツは多分『剣術B』だ。

最初の『瞬歩』で間合いを詰められた事で、槍のリーチを活かせていない。先ずは距離を取る事だが、相手もわかっている様で、腕のない方を責めたててくる。


 相手がバランスを崩した。リョウが『土魔法B』の陥穽でいくつか地面を柔らかくした一つに躓いたのだ。打ち合いながらであった為に、深くは掘れなくても躓かせるくらいの事は出来る。リョウはその隙に大きく後ろに飛び距離を作った。


ガネーシャの水弾が飛んでくる。


「ヒロキがやられちまったか」


その水弾を土槍で弾きながら、束の間次の手を考えるが、直ぐに良い手が浮かばない。


「チヒロ、動けるか?」


もったいぶる余裕はない。シードパーティとの対戦にとっておきたかったが、チヒロに声をかけた。


「もちろん! だけどね。まだヒロキのターンだよ」


ヒロキは負けたんじゃないのか?と思った時、ガネーシャの後ろから、その横腹にヒロキの拳が当たるのが見えた。


ヒロキはそのまま、飛んできた魔法をかわしながらもう1人を倒しに向かっている。リョウも先程までの相手に向き合った。


----------


「落ちなかったね」


ファフが何でもない様に言ったが、ヨウコにはヒロキがどうやって場外に落ちずに宙を蹴り会場に戻ったのかがわからない。宙を蹴る或いは飛ぶスキルはありそうだが聞いた事がない。


「シロウ、さっきのわかる?」


「多分、もう1人のスキルだと思うけど、何かはわからない。上級スキルは一通り見たけど、それでも思い当たらないから、固有スキルだと思う」


「もう1人はチヒロさんだったよね。今年は日本から2人も入学してて、もう1人があのヒロキさん。私は正式に日本から入学した訳じゃないんだけど、後輩には負けたくないなあ」


シロウが微笑んでいる


「何で笑ってるの?」


「いや、ごめん。負けず嫌いだなっていうのと、僕だけが呼び捨てだなって思っちゃって」


確かにシロウは呼び捨てだ。タイチ達とパーティを組んでいた時もパーティメンバーには「さん」付けはしていなかったが、シロウはほぼ初対面から呼び捨て。


「私はね。シロウがヨウコって呼ぶのを待ってるんだからね」


ヨウコが照れ隠しに言うと、シロウがまた微笑んだ。





読んで頂きありがとうございます。

誤字や脱字、意味不明な文章に説明不足なところなどがあったら、是非教えて下さい!


また、評価を頂けると励みになります。宜しくお願いします。



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