三回戦
宜しくお願いします。以前書いていた話ですが、前の作者ページにログイン出来なくなってしまったので、推敲しながら再投稿。話が変わった部分もあります。
宜しくお願いします。
開始とともにヒロキが前に出て1人に向かっていく。ヒロキの力のみで一二回戦を突破したが、ここからは簡単にはいかないはずだ。
ガネーシャがヒロキに3つの水弾を飛ばしてくる、試合に出る選手は予め『魔防』をかけられており、当たったところで一発は防げるだろうが、『魔防』が無くなった時点で失格だ。
リョウはヒロキの前に土槍を出して水弾を防ぐ、しかしリョウの目前に剣。間一髪で槍を合わせた。
「『瞬歩』か、派手だな」
合わせた剣から伝わる力は互角に近い。先程までかなり離れていたのに、一瞬で間を消された。そして剣のスキルも持っている。試合が始まる前に見たスキルは三つだ。こいつにはあと一つスキルがある。
「ガネーシャさんからあんたの相手をしとけと言われてるからな」
ガネーシャは俺ほどじゃないが頭が回るやつだ。こいつでリョウの足止めをするという事は、突出したヒロキを仕留めにかかるだろう。
「あんたはガネーシャさんほどじゃ無いが頭が回るらしいからな、変な事をする前に攻めさせてもらうぜ」
その台詞に思わず口の端が吊り上がった。
----------
「チヒロは待機。俺達2人がやられたら好きなようにしろ」リョウにはそう言われている。
しかし、ヒロキはガネーシャさんともう1人に間断なく魔法を放たれており、近づく事さえ出来ておらず、リョウさんも手が離さないようだ。
最悪、3対1の展開もあり得る。そしてそれは最高かもしれない。この前、会場でヨウコさんを見た。であれば今日もいる確率が高い。活躍してヨウコさんに知ってもらうチャンスだ。そうであれば3対1で勝つのはインパクトがあるだろう。「強いのね、お名前は?」なんて聞かれたらどうしよう? チヒロはそんな事を考えていた。
----------
ヒロキは耐えていた。2人が交互に魔法を放つ為、かわすのに精一杯なのだ。
どこで『瞬歩』を使うかを考える。理想は1人を倒した後に使う事だ。魔法をかわすなり、もう1人との間を詰めるなりができる。
もしこのまま、打開出来なければ『瞬歩』を使うと決めた。そして1人を確実に倒す。
リョウさんとチヒロであれば後の2人は倒してくれるはずだ。2人の勝算を上げるためにもその時はガネーシャさんを狙う。
そう思い定めると少し楽になった。「ヒロキはね、真面目すぎるんだよ」よくチヒロに言われた。確かにそうかもしれない。2人とも倒さなきゃいけないって勝手に思い込んでいたのだ。
かわしながらジリジリと近寄ると、広範囲の魔法で距離を取らされる。広範囲魔法は決まってガネーシャさんでは無い方が放つから、狙うならその時だ。後退すると思っているだろう。
今だ! 『瞬歩』を使いガネーシャさんとの間合いを詰める。使うと同時に拳は振りかぶっている。
読んで頂きありがとうございます。
誤字や脱字、意味不明な文章に説明不足なところなどがあったら、是非教えて下さい!
また、評価を頂けると励みになります。宜しくお願いします。




