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未来への決意

ブックマークありがとうございます。


ここは…… どこ?

確かに気を失って倒れてしまったはず、ベッドに寝かされてるし保健室かな?


しまった!バイトが!

そう思ってベッドから勢いよく起き上がり、カーテンを開けると、


「え…?」


保健室とは思えない臙脂色のカーペットに白銀のシャンデリア。

そして一番の違和感。

それは自分の髪の色。日本人の特徴である黒髪、ではなくパウダーピンクのふわふわとした髪。毛先もギシギシだったのに、今はもう髪の先まで手入れが行き届いている。


恐る恐るかがみの前に立った瞬間、憂いを帯びたアイスブルーの瞳、絹のような白い肌、そして10歳くらいの可愛らしい少女がそこに立っていた。



それでもこれは私なんだと冷静に判断できた。


実は鏡に立った瞬間、ここ、クリスティーネ王国の侯爵令嬢ーーシェル=スプリングルの記憶が頭に流れてきたのだ。


クリスティーネ王国では公爵>侯爵>辺境伯>伯爵>子爵>男爵という階級で、私はそこそこのお偉いさんの地位の娘だったのだ。


しかし、スプリングル家には私の上に姉がいる。蝶よ花よと育てられ、両親の愛をいっぱいに浴びて愛くるしい女性へと成長していった。

一方、姉の次に私はスプリングル家に生まれたものの、男ではなく女だった。


つまり将来スプリングル家の領地を継いでいくことができないのだ。


男だったらまだしも、女として生まれ両親からは


「お前が男ならば良かったのに。」

「女のお前は邪魔だ。」

「本当に役に立たない子。」

「女はもう必要ない。姉のカレンの方がよっぽど可愛げがある。」


などと言われてきた。もちろん私も女として生まれたかった訳では無い。両親から愛されている姉、まるで居ないもののように扱われている私。

そんな家で過ごしていくうちに私は列島感からか、笑顔が無くなり、笑えることが出来なくなっていった。



そんな悲しいシェルの記憶が一気に押し寄せてきて涙が溢れそうになる。


しかもスプリングル家は私ーシェル=スプリングルの存在を世間に公表していなかった。

いや、公表していなかったのではなく1度もパーティーやお茶会というものに出席させてもらえなかったのだ。



「別にお前がどうこうなろうとどうでもいい。ただ私たちに迷惑などかけたら分かっているだろうな。」



そんな私がこの世界で生き残っていくためにはこれからどうしたら良いのか。


とにかくこの家から出たい…。


そして私はグリーシアン・ローズ学園という王族から一部の庶民までもが勉学に励む所に入ることを決意したのだ。


拙い文章ですがなんとか頑張って更新していこうと思います。

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