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6 図書館の少女!

 たくさんの本がたくさんの棚に収納されている、図書館。そこに案内されて入ってみるとそこには小さな少女がいた。

 

 「・・・もしかして、あなたが噂の・・・闇勇者・・・?」

 声小っちゃ!でも、歳相応の声でとてもかわいらしい声だ。

 「そうだ。君がもう一人の護衛なのか?」

 「・・・何の話してるの・・・?」

 え?こいつじゃないのか?

 「リーラン、言ってた奴ってこいつじゃないのか?」

 「ええ、そうですよ。」

 「聞いてないって言ってるけど。」

 「それは私もわかりません。くろ・・・魔王様に聞いてみないとなんとも。」

 クローサって言いかけてるじゃん。じゃあこいつじゃないのか?

 「あとで聞いてみるか。」

 「・・・魔王から受けた依頼は・・・四部族から腕がいい部下を引き抜きして来いってやつだけ・・・」

 「そうなのか?」

 「多分なにかしらで任務が入れ違いになったんでしょうね。」

 「・・・なんで、リーランはそんな喋り方なの・・・?」

 「誰かいるのかもしれないから、ですよ。」

 「・・・ここには今私達以外に誰もいない・・・」

 「そうなのか、じゃあこの喋り方にするよ。」

 どうやらこの娘とも昔馴染みらしい。魔王とその側近と馴染みがあるなんてすごいな、中々お近づきになるなんて事無いだろうに。

 「トシユキ様ぁー!」

 でかい声を上げて図書館に入ってきたのは、クローサだった。息が上がっている、どうやら走ってきたらしい。

 「どうした?」

 「さっきの話ですが、まだ伝えてないことがあったんですよ。ってセルロ、やっぱりココに居たのですね。」

 「・・・大抵いつもここにいる・・・」

 「トシユキ様に自己紹介はしましたか?これから一緒に四部族のところに行ってもらうんですからね。」

 「・・・それさっきも言われたけど・・・そんな話聞いてない・・・」

 「それについて伝えに来たんですよ。明日からあなたとリーランに四部族の地域に行ってもらいます。それと同時に引き抜きもお願いしますね。」

 「同時進行でやるのか?結構時間かかりそうだぞ。こっちにまだ仕事だってあるんだし、それほっぽいて行けないだろ。」

 「そこはあなたたちの代理を立てておきます。ですので、心配しないでください。それより明日の準備はしたのですか?間に合いませんよ?」

 「あっ!忘れてた!それじゃクローサここは任せた!」

 そう言って足早に図書館を去るリーラン。そんな時間かかるのかよ。

 「・・・かなり急じゃない・・・?」

 「まぁ早いほうがいいですからね。とりあえず自己紹介済ませたらどうです?」

 「・・・セルロっていいます、好きなことは読書です・・・」

 「・・・」

 「・・・」

 終わり?もっと言うことあるんじゃないの?

 「・・・あなたに聞きたいことがあるんだけど、いい・・・?」

 「ん?なんだ?」

 「・・・クローサの胸どうだった・・?」

 「ふぇ!?」

 「でかい、やわらかい、ハリツヤ共に良しだ。わかりやすく言うと最高のおっぱいだった。」

 「・・・私も揉みたかった・・・」

 「な、何で知ってるんですか?あの場には私たちしかいなかったはずですよ。」

 「・・・ドアちょっと開いてた・・・」

 な、なるほど。覗いてたから一部始終を知ってるんだな。だがこいつからは俺と同じにおいがする。HENTAIのにおいだ。セルロと目が合う。手を差し伸べてきた、恐らくこいつも同じことを思ったに違いない。お互いに硬く握手を交わす。

 「・・・なんで握手をしてるんですか。」

 「「同じにおいがしたから」」

 「・・・まぁ良いでしょう、仕事の話をしますね。トシユキ様、リーラン、セルロの三名で各地域を巡ってもらいます。基本的にすることは各地域の頭領達との顔合わせと人材引き抜きです。」

 「・・・準備って何すればいいの・・・?」

 「長旅に必要なものですね。でも、あなたは別に戦闘要員ではないので武器等は必要ありませんよ。その本一つで充分なんじゃないですか?」

 「・・・たしかに、あんまり準備するもの無いかも・・・」

 「とりあえず出発は明日ですので、それまでに準備しておいてくださいね。」

 そう言い終えるとクローサは王の間に戻った。・・・なんか話すこと無いから気まずいな。俺も自室を用意されてるみたいだしそこに向かうか。

 「俺もそろそろ戻るわ。これからよろしくな。」

 「・・・ん、よろしく・・・」

 「そんじゃ、また今度」

 そうして俺は図書館の扉を開けて自室に向かった。どんな部屋なんだろう、実に楽しみだ。

温泉回を書いたらお気に入り登録をして下さった方が急に増えてビビりました。ありがたいです。


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