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トップシークレット  作者: toshimi1215
43/61

43.リチャード・スミス


「爆破されちゃたね…本当に野蛮な奴等だね…」メリーは怖かったのかベイにギュッと抱き着いた。、ベイはメリーの背中をさすりながら「大丈夫だよメリー、大丈夫。匠さん瞬間移動は…」「はい、余裕で間に合いました」と言い終わった時、デッキの中央部の床に20匹のホタル達が…女将は微笑みながら「ご苦労様、怖かったでしょ…」と声をかけた、するとリチャード・ホタルが「〈男〉ちっとも怖くありません、」「〈女〉いつも匠様と女将様が見て下さって居ますから」と言って頭を下げながら、肉片をソッと床に置いた、匠は天井から複数のアームをニョロニョロと出すと、10人の肉片に光りを放った。フンワリと肉片が光り出した次の瞬間…10名がその場に現れた。9名は膝を抱えて座っていたが…リチャードスミスだけは目を閉じて立っていた。ジョニーはアンジーと手を繋いで10名の前に向かった。2人の足音に敏感に反応したリチャードスミスはゆっくりと目を開けた…(男女2人がこっちに来る…)彼は一瞬身構えようとしたが、見覚えのある2人に思わず笑みを浮かべた。ジョニーは小さく会釈をしながら「あのリチャードさん、私達の事を覚えて…」と言った時だった、座っていた副隊長のエッジがいきなり銃を構え「動くな…」と言いながら立ち上がると「隊長、此処は何処ですか?私達は生きているんですか?」と叫ぶ彼の足は…小さく震えていた。リチャードは低い声で「エッジ落ち着け、ここが何処なのか、私にも分からないが、ここに居られる方達は敵ではない…」と言って9名の部下達に視線を向けた。そして、「…確か…ジョニーさんとアンジーさんでしたよね?」ジョニーは微笑みながら「嬉しいです、私達の名前まで覚えていてもらって…あの〜、かなり、困惑していると思いますので、今の、この状況を説明させてもらいますね」と言って、微笑んだ後に…まず自分達8人が誰なのか、どのように生きてきたのか…理不尽に暗殺された事、ベイ博士の科学力の事、スカイシップの事、女将さんと匠さんの事、復讐の事、未確認生物がなぜ地球に来たのか、そのドサクサに紛れて政界のYが実権を握ろうとしている事…そして今、10名がこの場所で生き返ると言う不可思議な事を…ジョニーとアンジーは丁寧に、ピッタリ5分間で話をまとめてくれた。リチャードスミスは大きく息を吸いながら…部下達と顔を見合わせた、そして(俺は、今の話を全て信じる…君達はどうだ…?)と言うような視線を向けた、9名は…スミス隊長とベイ博士達を交互に見つめた後…小さく頷き合い、副隊長エッジの「私は…信じます」と言う声をきっかけに、次々と「私も」「俺も」と言う言葉が続いた、その中で、年齢の一番若いキーラが笑いながら「隊長、かりに誰かが信じるな、と言っても、亡くなったはずの、ヘビー級王者のボブ選手が目の前にいるのに…ましてや今…こんなに凄いスカイシップと言う乗り物の中に、私達自身が立って居るのに、信じられねえよ、なんて言う事は…口が裂けても言えませんよ」と言うセリフに、デッキの中に居る全員が笑い出した。リチャードスミスはベイの顔を見ながら「助けて頂き本当にありがとうございました、博士のおっしゃる通りに我々は働きます」と言ってくれた。メリーはベイの耳元で「理解して貰えて本当に良かったわね…」と小さく呟くと、ベイは「これで未確認生物も退治出来るし…僕達の復讐も成就する事が出来るよ、さてと…最高会議室に乗り込もうかな」と言った後に…小さな声で「フリー・ベー、ジョニーとアンジーに、君達のおかげで物事がとてもスムーズに進んだよアリガトウ、って伝えて」と言った、フリーは微笑みながら「かしこまりましたベイ博士…」と言ってジョニーとアンジーの耳元に飛んで行った…2人が恐縮しながらベイに視線を向けると…ベイは深々と頭を下げた。アンジーはジョニーの耳元で「ベイ博士はちっとも変わらない、私達が何かを手伝うと必ず頭を下げてくれるの…私達の方が頭を下げたい事がイッパイあるのにね…」と言った、ジョニーは「ベイ博士は、偉くなっても威張らない、そう言った素敵おこないは、僕達もドンドン真似をしようよ…」と言って微笑んだ。。世界最高会議は大混乱した状態で収拾がつかない…7分ほど前にジェット機が堕とされたのだ、当然と言えば当然である。衛星中継先の各国のトップ達〈首相、国王、大統領、大臣〉から「…とにかく何らかの対処をせねば国民が納得しない、大統領どうすればいいんですか?」この大統領と言うのはアメリカ大統領の事である。大統領は13名の科学者に視線を向けた、しかし…彼等にしても未確認生物の事が何も解らないので、憶測と推測で物事を言うしかない、なんとも歯切れの悪そうな感じで「…えっ〜、我々としましても、まずデーターを集め…分析をしませんと、その為には…」…早い話が、何が何だか解らないと言って来た…アメリカ大統領は拳を握りしめながら心の中で(世界トップクラスの科学者が…今ごろ何を言ってるんだ、この期に及んでデーターが足りないって…日頃なにを研究しているんだ…年間どれだけ君達に莫大な費用を回しているのか、分かった上で言ってるんだろな…)と思っている時に…会議室の天井付近が突然パッと光った。会議室の中に居る420名は(えっ?なに…)と思いつつ…視線を上に向けた、すると、其処には18人の人影が現れ…ゆっくりと降りて来た。420名の代表者達は絶句した…当然Yも13人の科学者達もである。誰もが未確認生命体が入って来たと思ったのだ。ベイ達18人は…会議室の中央にゆっくりと…降りていくと、その下に居た代表者達は這うような格好で、その場から離れた。18人は、床から2メートルの高さの空中に、大統領と向かい合うような感じで静止した、その距離わずか5メートル。まるでガラスの床でもあるかのように空中に居るのだ。ベイはリチャードスミスを大統領の前に進めた、大統領の目は点になっている、目の前にある画面には10名のパイロットの顔写真が載っている、しかし7分くらい前に、ジェット機は粉々になったのだ…それなのに今…目の前に…大統領は半信半疑で「えっ〜?リチャード君…なのか?」と尋ねた、すると「はい、大統領」と言って敬礼をされた、後ろには9名の部下達も居るではないか「えっ?どう言う事なのか…誰か説明してくれないか…」と言う問いかけに「大統領、発言してもよろしいでしょうか?」と言いながら、スミス隊長が一歩前に進み出た、大統領は小さく頷きながら「…頼むよ…」と言った。スミスはまず、奴等のミサイルから逃げ切れず、ジェット機を大破されてしまった事を詫びた。すると大統領は間髪入れず「ジェット機など、どうでもいい、君達が生きてくれて居るだけでいいんだ」と言った。スミスは小さく会釈をしながら「私達自身…死んだと思っていたのですが、気がつくと…こちらに居られる、ベイ博士が作られた、スカイシップと言う乗り物の中に居ました、瞬間移動と言うモノだそうです、ベイ博士の科学力は私には想像もつきませんが…大統領、ベイ博士は未確認生命体の事を全て理解されています…あの、力を貸して欲しいと、頼まれてみてはいかがでしょうか?」大統領はジッとベイの顔を見つめた…すると横からYが、真っ赤な顔をして声を荒げた「お前は何をくだらない事を言って居るんだ、ベイ博士なんて言う男の名前なんて聞いた事もないぞ、何処の大学を出て何処の研究室に所属してるんだ、だいたいなんだ、真っ黒な服を着て、何のコスプレだ、ふざけた奴等が最高会議室の中に居る事自体がおかしいんだ、おい誰か、コイツらをつまみ出せ」と言ってベイ達を睨みつけた。すると横から大統領が「ユーリ(Y)議員、すまないが君が黙ってくれないか」「大統領、私はアメリカ合衆国の為に言っているんです」「わかった、でも今は少し黙っていてくれないか」「…何も分かっていない!」と、ユーリ議員が絶叫しながら右手を上げた、すると会議室の中に居る420名の内、94名が銃を構えながら立ち上がった、ユーリは不敵な笑みを浮かべながら「全員動くな!」と言った。大統領は慌てた口調で「気は確かかユーリ議員?世界中の代表者が観ているんだぞ」「構わない…大統領はさっきの衛星中継を聞いて何とも思わないのか、各国の政府は、世界一強いアメリカをナメてかかってるんだぞ…今まで色々な手助けをしてやったのに、何だあのモノの言い方は…全て大統領のせいだ、これからは対話の時代だと、青臭い事を言ってるんじゃない」「やめないかユーリ議員、我々アメリカは、世界のリーダーシップを取るも、独裁者に成ろうなどとは、一度も思ってない、だからこそ沢山の方達の意見を聞かなければいけないんだ」「聞かなくていい!放っておけばいいんだ…小国は我々の言う事を聞いていればいい存在なのだ、もし言う事を聞かなければ…」と言った時にベイが口をはさんだ「聞かない者は、殺すんですよねユーリ議員」「何だと?誰だお前は?」「貴方は知らなくても…後ろにいる13人の博士達は、私の事をよく知っていると思いますよ」ベイは科学者達に目を向け「…恥ずかしく無いのか、何で科学者が銃を構えて立って居るんだ、人を救う為の科学じゃなかったのか…」と言った次の瞬間である13人はベイに向かって一斉に引き金を引いた…大統領が「何をするんだ、やめないかー!」と絶叫すると、今度は4人の反乱分子が大統領に向かって発泡した、近くに居た3人のSPが慌てて身体を盾として大統領を護るも…大統領の身体には7発の銃弾が…3人のSPにも10発前後の弾が当たってしまった。会議室の中の326名と衛星会議をしている各国の代表達は絶句したが…94人の反乱分子達は不敵な笑みを浮かべながら…銃を構え直した。ユーリは両手を広げ「今から俺が世界の代表だ…」と言った時だった、撃たれたはずのベイが「冗談じゃない、お前に代表が務まるわけがないだろう。お前の指示で何人の人を殺して来たんだよ…」と言った。ユーリを筆頭に93人が自分の目を疑った(えっ?…奴には銃の弾が届いてない?弾が…宙に浮いている?…)ベイは更に「殺した数が多過ぎて分からないだろう、馬鹿野郎が、何が世界のリーダーだよ、大統領が居るんだ、お前の出番なんて有る訳がないだろう」ユーリは強がりながら「何を言ってるんだ、大統領は既に息耐えてるだろう」と言って居る時にボブとリンダが大統領の所に、ジョニーとアンジーとグレイとルーシーはSPの所に向かおうとした、ユーリはもう一度「撃てー!」と叫んだ…93人は一斉に引き金を引いたが、今度は弾が銃口から1メートルの空中で静止したのだ(えっ?…)と思って居たら、次に自分達の身体が動かなくなって来た…ユーリは動けない恐怖の中で「何をした…俺達の身体に何をした〜」と叫んだが、ベイはその質問には一切答えず、ユーリ達に背を向けた。…ボブ達は大統領と3人のSPの前に膝を下ろし4人の肩を軽く叩いた、リンダが「皆さん、急に撃たれてビックリしたでしょうけど…弾は身体の中には入っていませんから…」と伝えると4人は目を見開いて自分達の身体を触り、見回している。大統領が「…本当だ血が出ていない」ルーシーが「素敵な防弾スーツですね」と言うと、大統領は笑いながら「いやいや、そんなスーツは持って無いから。ベイ博士…これは一体どう言う事ですか?…」と尋ねて来た、ベイは微笑みながら「実は、私の科学力のベースには、向こうで固まっている13人の科学者達の研究がヒントになって居ます、私は彼等の研究室を順番に回ったと思って下さい。13人の研究は、人を幸せにする、あるいは世の中の為になる…そう言うモノでした、しかし彼等は答えにいくら経っても近づけない、そこで私は、偶然を装って答えを出し…彼等に提出しました、でも彼等には答えが理解できないのか…私は研究室から追い出され…そして今、此処に、こんな黒い、コスプレみたいな格好で立って居ます。かなりザックリとした答えですが…」アンジーはジョニーの耳元で「本当にザックリとした答えね〜、大統領がキョトンとした顔をしてる…」と呟いた。。。

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