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トップシークレット  作者: toshimi1215
16/61

16.スピード


船内のデッキで「フリー・ベー、皆んなに飲み物を頼むよ」と言うベイ要望に8人のフリー達は一斉に動いた。「ベイ博士、飛行機までも包めるようなシャボン玉って…何だか凄いですね」と言ったのはボブである「…チョット驚いた?」「驚きましたよ〜、ねぇリンダ」「えぇ、良い意味で…何だか助け方に、夢があるなぁ〜って思いました」2人の感想にベイは御満悦である。「実はね、今回はシャボン玉だったけど…他にも色々な応用も出来るモノなんだよ…まっ使わずにいれる事の方が望ましいんだけどね」と言って笑っている時に、フリー達が飲み物を8人の目の前に浮かせてくれた、女将は其れと同時に、床からソファーとテーブルを出し、船内に優しい音楽を流してくれた。8人は嬉しそうにグラスを持ちソファーに腰を下ろした。7人は飲み物を口に運びながら(いゃ〜今回も沢山の人達に喜んでもらえたなぁ〜)と満足げな顔で微笑んでいると…ベイが「今回も世の中を混乱させてやったね…今ごろ国のトップの人達は驚いて居るだろうなぁ〜」と言いながら本日2回目の、御満悦であった。7人は顔を見合わせながら(ベイ博士…天才の思考力って難しいモノなんですね…国のトップも民衆も感謝してますよ…きっと…)と思ったが、何も言わずにニッコリと微笑んだ。PM5時30分…スカイシップはホテルの上空に着いた。8人がゆっくりと船から降りてくる…その事を部屋の中から見つけたトムとニーナは「パパ、ママ〜、皆さんが帰って来たよ〜」と叫びながらホテルの庭に飛び出して来た。可愛い2人のお出迎えに8人は満面の笑みで、小さく手を振った。トムが嬉しそうに「パパとママがニュースを見て、何処かの国で、大きな地震があったんだけど、沢山の人達が助かったみたいで良かった〜、って言ってました」と言えば、ニーナは「大きなシャボン玉が飛行機を助けてくれたそうです、テレビでシャボン玉に包まれた飛行機が、ゆっくり降りてくる所が映っていて…地面に着いたら、シャボン玉がゆっくりと消えちゃいました…」と言ってニーナは8人の顔をジッと見つめた(あなた達がしたんでしょ?)と言わんばかりの顔である。するとジョニーが「トム、ニーナ…パパとママはその事をなんて言ってたの?」と尋ねた、トムは少し考えてから「ママが、トップシークレットなのよ、だからナイショの話なのよ、って言ってました」と言った、するとニーナは兄のセリフが終わるのを見計らって自分の口の前に人差し指をソッと立てて見せた。余りの可愛いさにアンジーはニーナを抱き上げ頬にキスをしてしまった。ジョニーはトムの頭を撫ぜながら「お利口さんだね…世の中にはね…知らない事の方が良い場合もあるんだよ…」と言って微笑んだ。太陽がゆっくりと山に沈みかけ、辺りはゆっくりとオレンジ色の世界に変わっていく…気持ちの良い風が草原をなびかせて居る、そして…その風は10人の髪をも…揺らした。メリーは「気持ちいい風ね…」と言ってベイの顔を見つめた」ベイはチュッとメリーにキスをした後に「…さあ…皆、中に入るよ」…9人は「はーい」と返事をしながらホテルの中に入って行った、すると、何とも美味しそうな匂いがするではないか…夕食のテーブルには、レイチェルとブラウンが愛情を込めて作ってくれた料理が、ズラリと並んでいる…グレイは思わず「美味しそう、さあ皆んな早くイスに座って、暖かい内に食べるのが、作って下さった方々に対しての礼儀だよ」と言って真っ先にテーブルに着いた。7人も(なるほど…プロが言うんだから間違いないな…)と思いながら慌ててイスに座った。ブラウンが笑顔で「デザート類、コーヒー紅茶は後でお持ちします」と言うとレイチェルは「皆さんのお口に合うと良いのですが…」と言った、するとグレイがスープの皿に小指をチョコンとつけ…自分の口に運んだ「とっても美味しいです。このスープは……」どんな材料を使って、どのような行程で仕上げたのかを言い当てた…ブラウン夫妻は驚きを隠せない。ルーシーは「ゴメンなさい、夫は、お二人の同業者…プロのコックなんです」と言った。グレイは微笑みながら「先輩方の料理は最高に美味しいです、味見をして、解説をする何て、生意気な事をして本当に申し訳ありません…でも、もう一度言わせて頂きます、本当に美味しいです」と言って頭を下げた。ブラウン夫妻は満面の笑みで「ありがとうございます、同じ厨房に立つ方に褒めていただいて、本当に嬉しいです」と言って自分達も頭を下げた。そして楽しい夕食が始まった…ただ、(相変わらず皆さんの食べる速さは…変わらないなぁ〜)とブラウンとレイチェルが思っていると、トムが「ママ、耳を貸して…」と言って微笑んでいる、レイチェルは「なぁにトム」と言ってかがむと「ママ、皆さん食べるのが少しゆっくりになって来たね」と言った。レイチェルが(えっ?)と思っていると横からニーナが「だって誰も…胸を叩かれ無いもの」と言って小さく笑った。ブラウン夫妻は8人を見つめ…(なるほど…子供の観察力は鋭いなぁ…)と思った。夕食後、8人はサッと立ち上がり口々に「ごちそうさまでした」と言いながら各部屋に入って行った、ブラウン一家に少しでも、自由な時間が取れるようにとの心使いからである。。次の日…ちょうど朝食を食べ終えコーヒーを飲んでいる時であるフリー・べーが「ベイ博士、女将様から大きな積乱雲の発生で、多大な被害が出ているとの事です」「ありがとうフリー、直ぐに行くと伝えて。…皆んな、悪い事をしに行く時間だよ…」と言う博士の号令に…7人は笑顔で立ち上がった。するとニーナが、ルーシーのお尻を人差し指でツンツンと突き「ねぇルーシーさん」「…どうしたのニーナ?」「あの…ルーシーさん、ベイ博士のトップシークレットは悪い事なの?」するとルーシーは微笑みながらニーナの耳元で「ベイ博士は照れ屋さんなの、だからトップシークレットの事に関しては、ワザと逆の事を言ってしまう事があるの、他の事はちゃんと言うのよ、例えば…大好き、愛してる、美味しい、綺麗、とかわね…」「そうなんですか、すみません変な事を聞いて」と言って頭をチョコンと下げた。8人がスカイシップに乗り込みアッと言う間に空のかなたに消えてしまうと…レイチェルが「あなた…ベイ博士の言う、悪い事、って何の事かしら?」ブラウンが「う〜ん…?」と言いながら腕組みをして考えている、すると下からニーナが「パパ、ママ、ベイ博士は照れ屋さんなので、逆の事を言ってしまうんだって、だから良い事をしに行ったのよ…」と言って可愛く腰に両手を当てて…両親を見上げている。トムが横から「えっ〜ニーナ、誰に聞いたんだい?」ニーナは得意げに「ルーシーさんよ」「よくそんな事を聞けたな、僕には出来ないよ」「えっ?そうなの?皆さん優しい方よ…」するとレイチェルが「ニーナは小さくて可愛いから、何を聞いても怒られないのよ、でもトムくらい大きくなると…ねぇトム…聞けないわよね」「うん…スっごく気になったけど…聞けないよ〜」ブラウンは笑いながら「まっ今回はしょうがない…でもニーナ、皆さんは大切な仕事をして居られる方達なんだよ…だから、このホテルに来て頂いた時には、少しでもリラックスして頂けるように、余り此方からは話しかけないようにしようね」と言って微笑んだ。ニーナは父と兄の顔を見ながら「…うん…わかった」と言いながら周りを見回し「あれ?ママは…」と尋ねた、その時…隣の部屋から「皆んな来て〜」と言うレイチェルの声が…3人は顔を見合わせた後に急いで隣の部屋に向った。パソコンの前にたたずむレイチェル「どうしたんだいレイチェル、パソコンに何か載っていたのかい」と言うブラウンの声に「あなた…トム、ニーナ観て、グレイさんの事が載っている…」3人は画面を覗き込んだ[天才シェフ…】と言う見出しの記事が有名な評論家の言葉として掲載されていた。「お父さん、グレイさんって…何だかすごい人なんだね〜」と言ったのはトムである。記事はかなり多く載っている…しかし最後まで読むと、4人は黙り込んでしまった…火災で亡くなったと言う言葉で締めくくられていたからである。「ママ、パパ…やっぱりベイ博士って本当にスゴイ人なんだね〜、僕とニーナもグレイさんと同じようにして…生き返らせてもらえたんだね〜」と言うトムの言葉に、レイチェルはひざまずき、トムとニーナを力強く抱きしめながら「トップシークレットに選んで頂けて…本当に良かった〜、こうしてアナタ達を抱きしめる事が出来るんですもの…」と言って涙ぐんだ。ブラウンはトムとニーナの頭をナゼながら「さぁ…ベイ博士と7人の先生方の為に、美味しい夜の献立を考えないとね、トム、ニーナ手伝ってくれるかい?」と言うと、ニーナは若干、鼻息を荒げながら「まかせてよパパ、天才シェフのグレイさんを、唸らすようなモノを作らないとね」と言って、両手を腰に当て、胸を張る様なポーズを取った。レイチェルは笑いながら「よーし、4人で力を合わせましょう、頑張るぞ」と言うと、ブラウンは大きく両手を広げ…3人を抱きしめながら「うん…4人で居れば…なんだって出来るさ…」と言ってレイチェル、トム、ニーナに順番にキスをした。。空の上では…スカイシップが、巨大な積乱雲の前で一旦静止していた。どうすれば良いのかと相談している訳ではない。ベイが積乱雲をどのように活用するのか、と言う説明をする為の時間である。「皆んな、ちょっとだけ僕の話を聞いてね。積乱雲は…空の上の発電所、と言う様なモノ何だよ…その内容が凄いの、原子力発電所が頑張って作らないと、間に合わない位の電気の容量を…今、僕等の目の前の積乱雲が持っているんだ…あの電気、誰のモノでも無くてね、無料なんだよ…嬉しいね〜ありがたいね〜」と言って、1人でほくそ笑んでる。7人は話を聞きながら(いやいや…誰も怖くて手を出せないんですよ、それよりも積乱雲がもう目の前に来てますけど、雷がドラゴンのように怒り狂ってますけど、スカイシップは大丈夫ですよね〜)と思って居たが…誰も何も言わずに…顔を引きつらせながら笑う事しか出来なかった。しかし、目を開けているのも辛くなる位にカミナリが激しく近づいて来た時、ボブはセキ払いを1回した後に「…あの…ベイ博士…」「なんだいボブ」「カナリが、あの、目の前が、かなりヤバイ事になってますけど…」と言いながら…リンダを守るように抱きしめた。ベイは涼しげな顔で「大丈夫だよ…じゃあ皆んな…見ててね。匠さん、お願いします」「かしこまりましたベイ博士、全て回収します」と言い終わった次の瞬間、巨大な積乱雲が…雷が…目の前から一瞬にして消えて無くなり、目の前に青空が広がった…。7人は自分の目をコスリ「えっ?」と言いながらデッキの前の方まで進んで行った「えっ〜、ベイ博士、雲1つない青空なんですけど…えっ、なんで…」と言って振り返ったのはジョニーである。ベイは顔色1つ変えずに「実はね、積乱雲をスカイシップに取り込んだのは今回が初めてじゃなくて…僕達が寝ている間にも、女将さんと匠さんが積乱雲を見つけると、カプリッて食べているんだよ…お二人の食べ物は太陽光と太陽熱と電気と海水と宇宙に散らばっている隕石とか…その他にも色々あるけど…そうですよね、女将さん」「はい、博士の言われる通り、私と夫はあらゆるモノからエネルギーを取り入れる事が出来ます、積乱雲もその中の1つなんですよ、ねぇ貴方」すると匠が「皆さんが驚かれたのは、一瞬にして積乱雲が消えた事なんですよね?」7人は、その通りだと言わんばかりに深く頷いた。匠は「私の機能の中に、物体を小さくするモノがあるんです…博士が作って下さった機能なんですよ。初めに積乱雲を小さくして、そして船内に取り込んだ後に、必要な時に応じて、エネルギーを元の大きさに戻しながら、私と家内が使うんです…簡単な説明ですけど…解って頂けましたでしょうか?」7人は(…なるほどね〜、モノを小さくする事が出来るんだ…よく考えたら…地中も海底も宇宙までも行けるスカイシップなんだよね…そうだった、この船は…天才ベイ博士が作った魔法の船だった…驚いた自分が恥ずかしい…)と言うような感じで、お互いの顔を見合わせた。匠は更に「積乱雲の中には沢山の水も含まれています、博士はその水を、雨が降りにくく…水不足で困って居る地域に、ソッと届けます」するとグレイが嬉しそうな顔で「いま思い出したんですけど…ベイ博士はズッーと昔に…世界中の人達から、少しでも苦しみや、悲しみを、減らすお手伝いがしたいんだ、って言っておられましたよね」と言った、ベイはグレイの顔をジッと見つめながら「…そんな事を言っていた時もあったねぇ…悪いけど今の僕は、そんな立派な事なんて考えて無いよ。メリーの事で頭がいっぱい何だ…世界中の人の事より、どうすれば頻繁にメリーのお尻を触れるか?どうすれば頻繁にメリーを膝の上に抱っこして…キスをする事が出来るか?暇さえあれば…そんな事ばっかり考えているんだ…皆んなゴメンね、ガッカリしただろう…」博士の言葉にボブもリンダもジョニーもアンジーもグレイもルーシーも微笑みながら、小さく首を横に振り(いやいや…今日までの博士の行動は、かなり多くの人達を幸せにしてますけど…きっと7人が暗殺されたショックが大きくて、素直な自分の気持ちを言えなく成ったんだろうな〜)と思ったが、あえて口には出さずに少し不自然な微笑みだけを、ベイに送った。しかしメリーだけは真っ赤な顔で「もぅ〜ベイったら…」と言いながらベイに抱きつくと、博士の両手を自分のお尻にあてがい「ベイ、ほら、触りたい時は、何も言わずに触ってくれて良いのよ、私は貴方モノなんだから、気づかなくてゴメンね、夜だけじゃ寂しかったのね、これからは頻繁にベイの膝の上に座るからね、私にいっぱい甘えていいのよ」と言ってキスをした。。。

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