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農家のデブ三男、兄に実家を追い出されて街で冒険者始めたらモテ始めました!?  作者: FURU
7章 カジノ国の地下闘技

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254 そんな話は聞いて無い!

Tips :魔物の分類(既出)


※執筆メモからそのままの放流です。

 今後「水棲種」とかも出るかもしれません。


魔物

├─生物系

│  ├─獣型

│  │  ├─地上種(ウリボア、ウルフ等)

│  │  │  ↑作中呼称「四足の魔物」

│  │  │

│  │  └─飛行種(ケイブバット等)

│  │

│  ├─人型種(ゴブリン、オーク等)

│  │  ↑作中呼称「二足の魔物」

│  │

│  └─幻想種(悪魔、ドラゴン等)

└─(非生物系)←※1基本的に言わない

    ├─アンデッド(ゾンビ、ゴースト等)

    │

    └─物質系(ゴーレム等)


例 ウリボア→〈生物系獣型地上種魔物・ウリボア〉


※1 

つまり魔物の分類の大枠は「生物系」「アンデッド」「物質系」の3つ


 ニーニャの発した警告を受けて、即座に戦闘態勢を取った俺たち。

 ニーニャと交代した俺を先頭に坑道を更に奥に進むこと…、いったいどれ程の時間が経ったのだろうか。


(…いや、そんなに時間は経っていない筈…。)


 長い時間が経ったように思うのは単に、俺たちが緊張状態にあるからに他ならない。


キリキリ…

(うっ、腹が…。)


 …極度の緊張で痛みを訴え始めた胃に、俺は改めて「夜目が利くから」と先導役をニーニャ任せにしてしまったことを深く反省する。

 メンバー同士で補い合い総合力を高めるのがパーティーというものではあるが、出来ないからと言って「やらなくても良い」ということでは決して無いのだ。


 しかしいつまでも反省していられ無いらしい。


……ン…


 ニーニャの警告で注意していなければ気付かなかったであろう、僅かな音と揺れ。


「「「「ッ…!」」」」


 俺の他にもニーニャ以外のメンバー全員が反応しているのを見るに、俺の勘違いでは無いことが確定した。


 古い坑道のため、今俺たちが居る地点より遥か奥で崩落が起こった可能性もある。

 だがニーニャが「何かが来る」と警告していることに加え─


…シンッ…


 ─再びの音と揺れが、先ほどよりも近くから伝わって来る。


 この音と揺れが崩落によるものでは無く、“何か”が俺たちの方へ向かって来ているのは確実だ。

 事前の情報やこれまでの道中実際に遭遇した中に、移動でこれ程の音と揺れを発生させるような魔物は1種しかいない。

 つまり…、依頼の標的(ターゲット)である〈ゴーレム〉だ。


「アデリナ、頼んだ!」 


「はいっ!」

パァアァ


 俺がアデリナに声を掛けると、俺たちの頭上に浮かんでいた『灯光』がその光を増して広範囲を照らす。

 これまではアデリナの魔力温存のために、密集陣形を取る俺たちが「余裕を持って反応できる範囲を照らす程度」まで、『灯光』の明るさを抑えて貰っていたのだ。


 だがターゲットが近いこの期に及んでまで、魔力を温存する必要性は薄い。

 何より〈ゴーレム〉の強力な攻撃に回避のしにくい密集陣形は自殺行為に他ならず、散開して戦うためにも広範囲を照らして貰わなければならない。


 広範囲が照らされたことで足元を気にする必要は無くなったが、代わりにアデリナの魔力切れまでの時間に注意しなければならない。

 が…俺には元より、〈ゴーレム〉の討伐にそう時間を掛けるつもりは無かった。


ガシャッ

「よし、吶喊するっ…!」


 皆にそう言い残した俺は盾…〈パイルバンカー〉を構え、坑道の奥へと駆け出す。


ガシャッ…、ガシャッ…!

 

 盾の購入ついでに更新した防具の、増えた金属部分が派手な音を発てる。 


 普通の狩りでこんなことをすれば獲物に感付かれて逃げられたりするのだが、今回の獲物である〈ゴーレム〉に耳…聴覚は無いと言われている。

 それに〈ゴーレム〉は自身に敵対するモノがあれば、たとえそれが〈ドラゴン〉であったとしても「退く」ということをしない。

 〈ゴーレム〉の戦闘が終わるのは、〈ゴーレム〉が破壊されるか敵対者を破壊し終えた時なのだ。


(今回は前者だな。)


ビュンッ!

「ッ!」


 そんなことを思いながら〈ゴーレム〉目掛けて駆ける俺の横を、白い影が風のように通り過ぎて行く。


「先行くね。」


 との言葉をすれ違い様に残し、俺を追い抜いて行ったのはニーニャだ。


タタタッ

「ニーニャちゃん、待って…!」


 次に俺に徐々に追い付いて来たのはリタで、俺が振り返るとリタの更に後ろにマリ姉とアデリナの姿も見えた。


「ニーニャ、無茶せず足止めを頼む!

 リタはマリ姉とアデリナの護衛を任せた!」

 

「あっ、はい!」

タタタッ…


 走り去って行くニーニャの反応は伺い知れなかったが、リタは俺の指示を受けて後ろに戻って行った。

 マリ姉やアデリナがここで遭遇した魔物にやられるとは思えないが、かといって前衛が誰も居ないのでは万が一の時に対応出来ないだろう。


 というかその辺の役割は事前に、マリ姉に魔法の使用に関して注意する前に決めていた筈…。

 ニーニャに俺のサポートと後衛2人(マリ姉とアデリナ)副護衛(サブガード)を兼任させたことで、主護衛(メインガード)のリタは混乱してしまったのかも知れない。


(…後で連携の訓練をするべきか。)


 リタも基本の連携こそバッチリだが…今回のような応用となるとやはり、ダンジョンで鍛えた他のメンバーとの差が現れてしまう。

 なまじ基本の連携の練度が高いからこそ格差(ギャップ)を酷く感じてしまい、この差を埋めるには地道に鍛える他無いだろう。


(この依頼が完了したら、また〈ラビリンス〉に遠征するのも良いかもな。)


ギンッ…! ギンギンッ!


 今回の依頼達成後のことを考えながら駆けていると、向かう先から剣戟の音が聞こえて来た。


(おっと、…集中しろ。)


 ダンジョンで散々倒してきたとはいえ、一撃でも食らえば危険なことに変わり無い。

 俺は全ての意識を戦闘へ向けると、おそらくニーニャが〈ゴーレム〉と戦っているであろう場所へと駆け込んだ。


ギンギンッ、ギンッ!

「GooOOoッ!」


「何っ!?」


 そして駆け込んだ先で見た〈ゴーレム〉の姿に、俺は驚愕で思わず立ち止まってしまった!


「OOoッ!」

ブンッ


 戦いの場で動きを止めるという最大の隙を晒した俺に、〈ゴーレム〉の振り上げた鉄腕が迫る。


教会「はい、蘇生費100万円。」

小(学生)並感


…あの頃は100万円がもの凄い大金に思えてました。



いつも読んでいただきありがとうございます。


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