3 故郷の国
マリエールの故郷の国の国王は東の国をマリエールが統治している事を聞いて激怒した。東の国はこの国の物だ。
3 故郷の国
東の国の国王にマリエールが就任して国政が安定していると聞いて故郷の国の国王が激怒した。
「我が国の辺境伯の娘が国を統治しているなら当然その国は私の物だろう。どうして辺境伯の娘が統治しているのだ。」
宰相は思ったそして口を閉じた。
「あなたでは統治できないからですよ。」
という言葉を、しかしこれほど国王が激怒していては放置しておくわけにはいかない。宰相は、
「使者を遣わしますか。」
使者を遣わすのはのは手紙を出すのとは違う。一歩間違えれば戦争になりかねない。
「使者か。使者になる適当な者はいるか。必ず辺境伯の娘から統治を取り上げる者でなければならぬぞ。」
つまり戦争を選ぶという事か。この国に未来はない。
「私が行っていましょう。」
国王がちょっと驚いたような顔をした。宰相は、
「辺境伯の娘に東の国をこの国に譲るように話しが出来る者が思い付きません。ならば私が行くのが臣下としての務めでしょう。」
宰相が使者としてマリエールを訪ねる事になった。宰相は家族に長の別れを告げ東の国に旅立った。途中幾つかの出来事が有ったが無事に東の国の王宮に到着した。無事にマリエール国王陛下に会えた。マリエール国王は噂通り10歳に満たない子どもだった。取り敢えず要件伝えた。
「我が国の国王が東の国を所望です。我が国の辺境伯の娘が統治している国なら我が国の国王が治めるのが当然だろろうという理屈です。」
マリエールは平然と、
「使者の言う事が納得出来なければ宣戦布告と取っても良かったわね。東の国は私が身魂固めて育てた国よ。横から掻っ攫おうというなら戦争よ。」
納得出来る話しだ。宰相は、
「使者の言う事納得出来なければ宣戦布告と取るにせよ。宣戦布告した当事者は宣戦布告した事を判っていません。3週間お待ち下さい。必ず国王に伝えます。」
これは理屈に合わない。宣戦布告された方が宣戦布告した方待つと言うのはどう考えも可怪しい。
「3日の後に攻撃します。これ以上文句言うなら叩き斬ります。」
宰相にはこれ以上何も言えなかった。
「判りました。3日後ですね。伝書鳩で報せます。」
宰相は伝書鳩で戦争になった事を伝えた。国王は、
「戦争だと。東の国を破った相手に戦争など出来るはずがないだろう。辺境伯に伝えよ。娘を止めろと。嗚呼3日では何も手のうちようがないではないじゃないか。無能共めが。国家存亡の危機と何故判らん。」
周りの者は国王が言い出した事が原因で国家存亡の危機に陥っている事が判っているが誰もその事は言わない。ただ3日後に我が身や家族の身がどうなるかがだけが心配なだけだ。
以前の東の国の軍勢ならば、東の辺境伯領を通って攻撃するのだが。アンドロイドはそんな攻撃はしない。王都にアンドロイドを送り。アンドロイドを転移させあるいは生み出し、攻撃する。そのための先陣を送り込んだ。外見は可愛いらしい女の子だ。誰も東の国を滅ぼした怖ろしい軍勢だとは思わない。ただの女の子の集まりだと思う。
宰相が使者として東の国に派遣される。マリエールは東の国を故郷の国に渡す事拒否される。自動的な宣戦布告だ。




