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ミスター.ダラーランド  作者: みつ


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信一は、車を邪魔にならないところに止めて、鳳凰橋を見ていた。中島エミが言っていたようにライトアップされて綺麗だった。


二羽の鳳凰は、今にも飛び立ちそうだった。


信一は、考えていた。

今日は、中島先輩と半日、過ごして本当に楽しかった……でも、正直、奈美が、まだ忘れられない……そして、来月からは、また新しい職務だ……中島先輩はイイ風に言ってくれたが正直、最近、大分、シンドイ……なんとかフツーに生活してるが大分シンドイ……。


信一は、ため息をついて

「……フェニックス」と呟いた。


そして、思った。


もし、今、俺が、あの二羽のフェニックスをジーっと見ていて……もし、二羽が、どこかに羽ばたいていくなら、もう一度、神父に戻ろうかな……と。


信一は、見ていた。二羽を見ていた。



橋の上を車や人が行き交うが、二羽は、決して動かずに、そこに荘厳に立ったままだった。

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