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二人は食事をしながら、色んな話をした。
信一は、
(奈美とは、全然ちがうタイプだけど明るくて、よく笑ってステキな人だな)
などと思っていた。
食事を終えて外に出ると晴れていた。
おもむろに中島が
「コペン、オープンにしてよ♪」と言う。
二人で車に乗りこみ、車は走る。
町中を抜けようとする時、「鳳凰橋」を通過した。
橋の両サイドに鳳凰の銅像が立っていた。
中島が、
「ここ、夜になると橋全体がライトアップされて、綺麗なんだよ」
「へーっ、そうなんですね」と信一。
長くいる地元のことでさえ、知らないことは多々あるな、と考えていた。
中島を車で送り、ラインを交換して彼女と別れた。別れ際、彼女が手を振っていたのを車のサイドミラーで見ながら信一は走り出した。
日は、沈んでいた。
自宅アパートに向かっていた信一は、急に思い立ち、ハンドルを切った。
しばらく走り、着いたのは、昼間通過した鳳凰橋だった。




