前へ目次 次へ PR 50/70 50 「町田さんはね、ホントに救いを求めて、この教会に来たんだ。そして、彼は懺悔室に入り、俺が、彼と話した。 俺は、彼と直接、話した。彼は田原さんと島田さんの身を案じていて、二人が、そんな大変なことに何とかならないように自分で出来たのではないかと俺に話してくれた。 俺は、それを、そのまま信じるよ。ただ、それだけだよ。だから、町田さんに、これ以上の詮索は必要ないんだ」 「……そうか、お前が、そういうなら、それでいいよ」 正山に、信一は、そう言われて少し遠い目をして考えていた。