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町田は続ける。
「田原には、彼女が、いつの間にか出来ていた。病院で見かけたがキレイな人だったんだよ。やはり、アイツは、どこか俺を魅了するものがある。努力して頑張って躓きながらも、何かを実現する。島田は、ネット配信で皆が観るところで活躍する。俺は、つまり……俺は、そんな彼らが、また俺から見て、俺が優位だと俺の方が、あらゆる面で勝っていてほしいと望んでいたんだ……それが、この二人の顛末ではないのか……と」
町田の口取りは重くなっていた。
「……町田さん、タトエバ誰かが誰かに『あんなヤツ、死んでくれたらいいのに!』と思いますよね。
でも、そうは、ならない。ならないんですよ。それに、私は今日、始めから今まで貴方の話を聞いていましたが、貴方は、田原さんと島田さんの現在を本当に案じておられ、最後に田原さんに温かい言葉を掛けた事が全てな気がします。人は、やっぱり色んな複雑な感情を抱いて生きている人が殆どだと私は思うんですよ。
ただ、ただですね……町田さんは、田原さんとは少し距離を置いた方が、いいかもしれない。直に彼のツラい状況を見たり知ると、今の貴方にはマイナスに働く面が、やはりある気がします」




