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ミスター.ダラーランド  作者: みつ


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懺悔室は薄暗く、互いの姿は見えない。入ってきた男は言う。

「懺悔というか、聞いてもらいたいことがありましてね……」

「どうぞ、何でも御話ください。ここでの会話は私たちのみが知る所存です。どうぞ、遠慮なく」

「そうだと聞いてはいましたが安心しました。実は、俺の知り合いの二人の男が大変なことになりましてね……一応、聞いてみますが、神父様、『バーサーカーバトルフェス』なんて知らないですよね?」

「知ってますよ!ネットでの格闘技番組ですよね!毎回、欠かさず観てますよ」

「こいつは、意外ですね。神父様が、そういうのを観るなんて。なら、話が早い。おりに神父様、フェニックス島田とライトニング田原がバトルしたのは、もちろん知ってます?」

「はい!あのバトルは、ベストバウトでしたね!!いやー、色んな格闘技観てますが最近では、あれ以上の興奮はありませんでしたよ!でも、バーサーカーバトルフェスにおいては、あの二人の試合以降、何か笑っちゃいますがね。この間なんて、『戦う絵本作家』とかの紹介のもと、自分の出版された絵本を持って入場、あとは『ハイパーサラリーマン』とかで裸にネクタイで入場とか、なんか著しくバラエティー化してますよね」


そう笑う神父は続ける。

「フェニックス島田とライトニング田原も全然、見なくなりましたしね」

「……俺の知り合いが大変なことになったというのは、その二人のことなんです。神父様、俺は町田と申します……」


町田は、神父に、これまでの経緯を詳細に、今までの彼らとの付き合いを踏まえて語りだした。その話は長く長く続いた。

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