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町田は、ちょっと間をおき、言った。
「ほんとだよ、お前がライトニングなのに何で電光石火の蹴り喰らうかな……田原、マジすげーバトルだったよ……!」
田原は、笑い言った。
「島田とのバトル、僕はベストコンディションで望んだんだ。でも、リングインして、高揚感はリミッターを越えて一気に気持ち悪くなったよ……そういうのを越えての強さなんだろうな……島田に完敗だよ。僕は、島田と何か特別な繋がりを感じていた。理屈じゃなくて何かを。そして、これが結末だよ。
結末って言えば、もう一つ。ねぇ、いつか、『絵描きの女のコ』の話したろ?あれには続きがあってね。実は、またイオンに行き彼女に声を掛けたんだ。僕もイラストとか絵を描いていて、それを見てもらった。彼女は、全部見てくれてコメントもくれた。彼女は、大学生だと言い、もうすぐ就職するので絵描きの活動も休もうと思っていると言った。そして、ちょうど昼時になり、僕は、ランチに誘った。しかし、彼女は、応じてくれず、僕は、その場を去った。それから、彼女をイオンで見掛けることはなくなって今日まで彼女とは二度と会うことはなかった……会うことは、なかったんだよ……。」
「……それ、いつか島田にも聞かせてやらないとな!なぁ、田原、俺は、お前の回復を祈っている。だから、今は休んで気を確かにな」
「町田、ほんと、ありがとう」
町田は、田原に手を振り病室を出た。ちょうど面会時間が終わったらしく病院の廊下の照明が徐々に消えていく。
町田は、廊下に立ち、今出た病室を見ていた。そして、振り返って歩き出した。
カツン、カツンと町田の足音が廊下に響いていた。




