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一週間後。
町田は、田原が入院している病院を訪ねた。病室を受付で聞いて彼のいるところに向かう。
町田が、病室にたどり着き、ノックして入るとベッドに安静状態で横たわる田原と、その脇に椅子に座っている女性がいた。
女性は、町田に軽く会釈をして田原に
「もう行くね。また、来るから」と病室を出て行った。
町田が聞く。「今の女性は?」
田原は言う。「僕のフィアンセだよ」
「フィアンセ!?おまえ、いつの間に?大分、俺達より若くないか?」
「僕たちの九個下だよ。僕が星の数ほど、お見合いパーティーに行って知り合ったのが始まりで、今に至る」
「ははっ、じゃあ、早く元気にならなくちゃな!」
「……まだ、首から下の感覚がないんだ」
しばしの沈黙の後、田原は町田に自分の首の脛椎が激しく損傷していることを告げ、完全に回復する見込みがないわけではないが、その可能性は低いこと、何らかの障害が今後、身体に残るかもしれないことを医者から言われたことを話した。




