過去から来た少女
ん、…フジスケは芝生を遠くからじと〜と見ていた。何か人が横たわっているぞ、フジスケはその人に近づいていった。
「何を寝ているのかのお」とフジスケはその人に話しかけた。
「わっ、何、ウサギさん」
と女の子がとび起きた。
「おいらはフジスケだよ」
「私はミカ」
「んおー、大変だあ、またどこかに穴が開いたんだあ」
「なんだか落ちてくような感じだったよ。」
「やっぱり」
「ちょっとまて、ここはどういう場所?」
「イギリスの田舎ぼっちです」
「何年?」
「西暦6040年です」
「本当に?はあ、うちは2010年の日本から来ました」
「なるほど!」
フジスケはテレポーメッセでテルス君に知らせた。
「ロボット?」
「yes」
「学校の中へ入っていい?」
「もちろん、テルス君の家だけどね」
学校の中へ入っていくと技術室へと案内した。
「色んなメカニカがあるが私が重要としているのは時空への挑戦である」
とテルスが技術室にすでにいて、研究の事柄を説明した。
「私が完成させたのは、近くならすぐ移動できるという優れもののテレポーライトさ」
「テルス君だよ」
とフジスケはミカに紹介した。
「私、そういうのは苦手で」
「名はミカだねえ、これゴッドエンジェルってか、99%の信用を持つ名の知れたオカルトテクノロジーだ」
「はい」
「君、ミルクティーが欲しいだろう」
とパッとミルクティーを手にしていた。
「え、はい、99%ってそういうことですね」
「地球の裏側から来たんかい、サンキュー、はいどうぞ」
とテルスはミカにミルクティーを差し出した。
「美味しいです、外へ出かけに行きたいな」
「そうか、じゃあ反重力スクーターで街へ行こうか」
「はい」
「じゃ、沙水子、この子と一緒に街へ行ってくる」
「行ってらっしゃい」
「わあ、浮いた凄い!」
とミカは反重力スクーターを見て喜んだ。
「街ではみんな当たり前の乗り物さ」
テルスとミカは街の商店街へと行った。
「よお、テルス、久しぶり、揚げたてフリッツはいかがかね」
とファーストフード店を営んでいる店主が話しかけてきた。
「店が多くなってきましたね」
「凄いみんな浮いてる」
と車やバイクを見ながらミカは言った。
「ミカ、フリッツ食べるか」
「うん、ありがとう」
とミカはテルスからフリッツを手渡し、頬張った。
「姉のユリカの家に行こう」
とテルスは商店街を抜け、住宅街へと向かった。到着すると可愛らしいピンクパープルの家が建っていた。
「姉さん、また描いてるの?」
とテルスは尋ねた。
「待って、後の仕上げがあるわ」
とユリカは電子パネルを指で描いた。
「わあ、綺麗な宇宙だ、画家さんなんですね」
とミカはユリカの絵を眺めた。
「そうよ、あなたは迷い子かしら」
「あの」
「いいよ、何か飲みたいかしら?」
「カフェオレで」
「俺はコーヒーで」
ユリカは飲み物とヘンプクッキーを用意し、3人で話をした。
「兄さんに会いたいの?いつ帰って来るのか分からないわ、あ、そういえば前に迷い子だったマサルはどうしてるかしら?」
とテルスに聞いた。
「いや、誰も来ないね」
とテルスは言う。
「そう、じゃあ、テルスが兄さんの所に行ったら?ケンカしないって大丈夫」
とユリカはテルスをなぐさめた。
「ついてくる?兄さんに会いに」
とテルスはミカに聞いた。
「うん」
と頷いた。
城に行くとさっそくテルスはグリッドの数を読み、線をなぞった。ミカとテルスは爆発するように消えていった。
「ここは宇宙船の天井裏だ何をしているかね、テルスども。」
と兄のサフィアが天井裏を見上げて言った。
「ああ兄貴」
とテルスは言い、ミカと一緒に天井裏から下の部屋へ下りた。
「セキュリティが甘かったか」
「兄さん、ここひとつお願いがあるんだけど」
「なんだね、言うまでもなくおまえが悪いんだ、こんなちっぽけなあたまでね。」
「何、兄こそ、こそこそと何をしてるんだ。」
「まあ、月からの贈り物ってことで宇宙は宇宙のもの、地球には一切帰らん」
「AKCには戻らないのか」
「もう、わがままだこと」
「あの、お腹すいたなあって」
とミカがお腹に手をした。
「そうだ、生命体のいる星たちを探してようやく発見した、姉を連れて来て頂戴、ではまたお腹が空いていることだし、帰りなされ」




