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おとめの夜あけ  作者: 合川明日
♯4 今までも、これからもおとめ
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願い叶い

「その白装束しろしょうぞく綺麗きれいね――この屋敷やしきに何か御用ごよう?」


伴天連ばてれんさんには関係ない…」


「伴天連はおきらい?――たしかに私と貴女きじょは赤の他人たにんではあるけど、そんなあぶないものを持っている貴女を私はほっとけないわ。それに、この家には手を出さない方がいい、相手が悪すぎる」


「私は、女をてて生きるくらいなら、女として死にたいだけ…」


覚悟かくごの上ね…。ならその命、私にあずけてみない?――ある国をさが手伝てつだいをしてくれたら、貴女のねがいをかなえてあげる」


「どういうこと?」


 私は、ハイネさんから『魔女まじょ』の事、『オズ』の事を教えてもらい、ハイネさんは私が協力きょうりょくすれば願いを叶えられると言った。


 『魔女』を探し『オズ』を見つけることが出来れば、『魔法まほう』を使い私の願いを叶えてくれると。


 『オズ』にる魔女ならそれが出来ると――そんな事信じられるはずもなかったが、彼女の言う『女性街じょせいがい』の事を聞き、満更まんざらうそとも思えなかった。


 『女性街』のうわさは私も知っていた。『魔法』が存在そんざいしたら、『女性街』の噂も納得なっとくがいく。


 だから私は、私のうえにつて、ハイネさんに全てを話した。


「だから、私には『オズ』を探している時間なんて無いわ。私は結婚けっこんするしかない。家のため、父に私をみとめさせる為――でも私、結婚したくない。女性であり続けたい」


「――それでも、結婚なさい。結婚して家を守り、少しでも父親に認めさせなさい。結婚さえしてしまえばこっちのものよ。あとは私に任せて、私が貴女を救ってみせる。約束やくそくよ」


「約束――でも、一体どうやって?」


「それは――」


 この時、私はまだ『オズ』について半信はんしん半疑はんぎだった。


 探す協力はするが、『魔女』なんて本当に居るのか、そんな国本当に存在するのか…。


 ただ彼女には、ハイネさんだけは信じてみようと思った。信じなければ、私はあの時――。


 私はハイネさんにすくわれたの。ハイネさんが現れなければ大郷司だいごうじ万千まちを殺していたかもしれないのだから――。


「――私はね、世界に戦いをいどむの。その為に『OZ』へ行き、世界へ宣戦せんせん布告ふこくする。いずれ来る大戦にじょうじて、この世界の常識じょうしきをひっくり返したいの。貴女もどう?『OZ』へ行かない?」



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