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おとめの夜あけ  作者: 合川明日
♯4 今までも、これからもおとめ
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サーカス団

魔女まじょ以外いがい魔法まほうは使えない。彼女が魔女だとして、貴女きじょが魔法を使えるようになったとすると――」


「あたしが魔女になった――」


「ちょっとちがうわ。魔女が魔法を使えなくなる事はたしかにあるわ。ただ、魔法が使えなくなるだけで、魔女に変わりない。魔法が使えず魔力まりょくのこる――自分に魔力を残して、魔法だけを他人たにんうつす。そんな事出来(でき)るの?他人に魔法を自由に使わせたら自分がそんするだけだわ」


「何だか分からないが、魔女にらなくても魔法が使い放題ほうだいってこと?あたしが?」


「貴女の話が本当ならね。彼女は今、魔法が使えないはず。それに彼女も気付きづいている――使うのは勝手かってだけど、ほど々にしないと彼女、大変たいへんなことになるわよ」


夜音よね!いい加減かげんにして。一体何を話しているの?」


「え~と…、つまり――」


 夜音の話は何かをかくしているようだった。要領ようりょうず意味が分からない。かと思うと、私の事を聞いて来たり、魔女の事を教えろだなんて。


 魔女に付いて彼女は何か知っているの?


「もしかして彼女、魔女について何か知っているの?」


「お前が魔女だと言っちゃった――さっきの事も魔法だとバレてる」


「はぁ?何言ってるの?人の事勝手に――ていうか、彼女魔女について何か知ってるの?『オズ』については?まさか、彼女は魔女?」


 魔女について知っている人物が目の前に――。女性じょせい解放かいほう戦線せんせんたよれなくなった今、彼女に魔女の事、『オズ』の事を少しでも教えてもらうしかない。


 魔女の事を知っているということは、もしかして彼女は魔女かもしれない。そうなれば、私の知らない本当の事を知る事が出来る筈。


 魔女の事『オズ』の事、今の私の事。


 ――しかし、ハイネさんの様に魔女を、『オズ』をさがして、利用りようしようとしているのかもしれない。


 そうなったら、また厄介やっかいごとにまれそうだし危険きけんだ。


 そんな人物に私が魔女だと知られてしまった。


 夜音は一体何を考えているのか。


「お取込とりこちゅうわるいけど、魔女を見つけてほっとくほど、サーカス業界ぎょうかい人手ひとであまってないわ。さっきの事(みず)ながしてあげるから、一緒いっしょに来ない?」


「えっ?何て?夜音、今彼女は何て言ったの?」


「悪いがサーカスになんて興味きょうみ無いな――あんたが『オズ』へ行くというなら話は別だが」


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