表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
おとめの夜あけ  作者: 合川明日
♯3 おとめ達
61/131

バイロン「勝手かってにしろ、私らは行かせてもらう――」


 ――パッーン!!


 やつちやがった。


 たまは私には当たらず、何事なにごとも無かった。しかし、それが何を意味しているか――。


 一歩いっぽ間違まちがえば全員があのきだった。


 キレるには十分じゅうぶんな理由だろ。


 私ぁ、ふところから愛用あいようの十四年(しき)を取り出し、奴の眉間みけんねらいをさだめた。外せばどうなるか分らないからな。


 奴も私を狙い定めていた、次は外さないだろう、外せば私が殺すからな。


 たがいに動けずにいた。引くに引けず、時間だけが過ぎ、あせりがつのった。


 ――負けたのは私だった。根負こんまけした私ぁ銃を下ろした。


 しかし、時間切れだった。火はすでに火薬に引火いんかしてしまっていた。


 爆発ばくはつともに火は一気いっきえ広がり、たちまち私達は火に囲まれ、もはや逃げ場の無いような状況じょうきょうになった――。


 火はたちまち全てを焼きくし、爆発は私にもおそかった。


 そんな私を、ぱくは助けようと――助けようしただけの朴を…、奴は撃った。


 ――――。


バイロン「だから私も奴を撃った。爆発でさらほのおし、どうすることも出来なかった――朴を、奴を置いていくほかなかった。殺したのは私だ、見紛みまがはずがない」


朴「!………」


バイロン「――れいがまだだったな…。朴をすくってくれてありがとうよ。朴、お前もな」


おとめ「私は何も――だとしても、ちない事が…」


バイロン「いいんだ、朴が生きていさえすれば――それが魔女まじょ証明しょうめいになると思わないか?ゲーテ、このさい彼女は魔女であってもかまわないだろ?」


ゲーテ「…執行猶予しっこうゆうよ付きでなら――問題なのは貴女きじょが『オズ』を探す理由。その存在そんざい有無うむわない」


おとめ「私は――」


ハイネ「二代目にだいめは『OZ』の存在を、魔女の存在を証明すれば協力してくれると――二代目自身(じしん)も『OZ』へ行くと言っているわ」


ゲーテ「なんために?貴女は何の為に『オズ』を探す?『オズ』に行き何をする?――本来ほんらい、この裁判さいばんさばかれるべきはきみなのだよ、ハイネ」


ハイネ「何を、言って――」


ゲーテ「我々が何も知らないと思ったか――バイロン、証人しょうにん召喚しょうかんだ。たまきをここへ」


おとめ「環を!?――」


 ―――。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ