表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
おとめの夜あけ  作者: 合川明日
♯3 おとめ達
62/131

おとめ「たまき…」


環「おとめ――貴女きじょ魔女まじょだったなんて…。世間せけんせまいわね」


ゲーテ「環。『新しい太陽たいよう』の一員いちいんでもなく、女性じょせい解放かいほう運動家うんどうかでもないきみは、何故なぜ『オズ』へ行きたがる?目的もくてきは一体なんだ?」


環「――ハイネさんが戦争せんそうをするらしいので、見物けんぶつに」


ハイネ「……」


環「人の喧嘩けんかほど見ていて面白いものもない。それが大きければ大きいほど面白いわ――」


おとめ「環!あんた何言って――」


ゲーテ「ご説明せつめいねがおうか、ハイネ」


ハイネ「何も私が戦争をこそうってわけじゃない。いずれ起こるであろう大戦たいせん参戦さんせんしようと――そのためには『OZ』のちから必要ひつようなだけです」


おとめ「参戦って――『オズ』をんで戦争しようだなんて…。やりたきゃ一人ですればいい」


ハイネ「他人事たにんごとね。貴女にも、いや全ての女性に関係かんけいがある事よ――こんな機会きかいもう二度とない。世界が危惧きぐしている大戦は、何も国家こっかかんだけの問題じゃない。国境こっきょう人種じんしゅ、そして性別せいべつ男尊だんそん女卑じょひの世の中を変えるには、女性がちからで男性にまさるしかない。戦争という言わば合法ごうほうで、女が勝つ事が出来れば、女性の力が、男性より勝る事を証明しょうめいすることが出来れば、その立場たちば逆転ぎゃくてんする。もう、さげすまれることも無くなる」


ゲーテ「ナンセンス」


ハイネ「二代目にだいめり気よ」


おとめ「そのために魔女を、私を利用りようするのね」


バイロン「そんなに上手く行くかな?」


ハイネ「いかに『OZ』でも、無関係むかんけいではいられない。大戦が始まればいやおうでも戦わざるえない――問題はきっかけ…」


おとめ「貴女あなたおかしいわ。環も貴女もおかしい。『オズ』も魔女も魔法まほうも、戦争の為に使うものじゃない。戦争を止める為に使うべきよ!いえ、それ以前の話――そもそも『オズ』なんて国、一体何処にあるの?本当にるの?」


ハイネ「フフフ。無いなら作ればいいわ。魔女ならここにるもの――」


おとめ「――!?」


ハイネ「そうよ、在るか無いかなんてもうどうでもいい。作ってしまえば――いいえ、ごめんなさい…。『OZ』はきっと何処どこかに在るわ。その証拠が彼女。彼女が居ればきっと見つけられる。二代目なら分かってくれる。だから協力を…」


バイロン「場所が分かっていればともかく、それを探す手伝てつだいだなんて。しかも、探す理由が宣戦布告せんせんふこくする為だとは――」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ