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おとめの夜あけ  作者: 合川明日
♯3 おとめ達
50/131

背景

おとめ「戦争せんそうを、彼女達は戦争を作っていた。そして、貴女きじょも――あの時、私はげ出したのに…」


ぱく「――あの場に居合いあわせたのは、夜音よねただ一人だった。貴女じゃない。貴女の言っていること私分からない」


おとめ「それでも良かった、貴女が無事ぶじで本当に良かった――あの後、軍需ぐんじゅ工場こうじょうへ戻った後、一体何があったの?」


朴「何を言っているの?夜音に連れ出され、そのまま逃げたわよ」


ゲーテ「朴、お前こそ何を言っている?お前は何処どこにも行ってはいない。お前はあの時、死――!」


仮面の女「思い出した…。朴はあの時、たしかに死んでいた――」


ハイネ「何を言って、そんな馬鹿ばかなこと――彼女は今ここに。こうして生きている」


おとめ『――これは、魔法まほう所為せい走馬灯そうまとうでの出来事できごと現実げんじつに?でも何か変だ…私の見た走馬灯と実際じっさいに起こった事、彼女の記憶きおく、それらが、あるいはどれかが間違まちがっている。ちがっている』


ハイネ『これも魔法の力なの?――何故なぜ全員の記憶が違っているの?彼女、本当に生きているの?』


おとめ『私が聞きたいくらい――ただ、考えられる可能性かのうせいは魔法しかない。私が見た、あの日の走馬灯では、彼女を助けられなかった。しかし、彼女は生きている。多分、魔法で走馬灯に干渉かんしょうした所為せいで、現実が変わってしまった。(私以外の誰かが。しかし、それが出来たのは――)』


ハイネ「ミス・八乙女やおとめは、ある走馬灯を見たらしい。その走馬灯では、彼女、ミス・朴がくなっていたらしいのです――それは本来ほんらいのあるべき姿すがたなのかもしれない。しかし、何故なぜミス・八乙女はそのような走馬灯見たのか?それは、ミス・朴を助けるため!全ては今日この日の為だったのです!」


ゲーテ「馬鹿ばか々々しい。朴に魔法を証明しょうめいさせるためかしたというのか?」


仮面の女「では、何故(われ)々の記憶と、朴の記憶が違うの?八乙女さんとも話がみ合っていないようだが」


おとめ「それは、私ではない人物がそうねがったから――」


朴「――!?」


ゲーテ「それは誰だというの?」


おとめ「夜音よね…、嵐山あらしやま夜音よね。彼女が願い、貴女を助けた」


ゲーテ「夜音が?どういうこと――彼女が魔法を使ったというの?」


おとめ「私は彼女の走馬灯を見た――信じられないだろうが、魔法は私に、夜音の走馬灯を見せた。それが朴さんをすくう為だとしたら、私ではなく、夜音の願いだと思う」


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