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第39話 ファルナ女王からの使者
ファルナ女王からの使者
翌朝、使者が来た。
ラエール王国からだった。
「ファルナ女王よりの緊急の書状です」使者は息を切らしながら言った。
「音楽堂の全ての楽器が、昨夜から断続的に鳴っています。音精霊たちが激しく動揺しています。女王は——何かが世界律に起きていると、伝えてほしいとのことです」
「わかった」ウィークは受け取った。
「そして——ファルナ女王はこうも言っています。ラベル殿に、声をかけてほしい。ラエールは準備ができている。どうか声をかけてほしいと」
「準備ができている——か」ラベルは言った。
「ヴァッソも——おそらく感じているだろう」テレーズが言った。
「あれだけの精霊感応性を取り戻した男だ。音界の揺らぎを感じないはずがない」
「ヴァッソから手紙が来ていたな」ラベルは思い出した。
「楽団に参加する、という」
「その時が——今だ」ウィークは言った。




