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第34話 称号広まる

称号が広まる


 その日の夕方。


 老人が他の開拓民に話した。


シンフォニックキング——音楽王、ラベル・ソナーレ。


 翌朝には、街の全員が知っていた。




「シンフォニックキングが来る!」子供たちが走った。




「いい称号だ」ロロが豪快に言った。


「俺は直感に従う!気に入った!」




「カイは?」ラベルはカイを見た。




「悪くない」カイは短く言った。


「ただし——それに恥じない音楽を続けることだ」




「師匠は?」


ウィークは少し離れた場所で、書物を読んでいた。




「師匠、聞こえましたよ」ラベルは言った。




「聞こえていた」ウィークは答えた。


「——シンフォニックキング」




「なんか、言いますか?」




「良い称号だ」ウィークは静かに言った。




「それだけ?」




「それで十分だ」


テレーズが遠くから怒鳴った。




「シンフォニックキングなら——練習をもっとやれ!称号と技術は別物だ!」




「はい!」ラベルは返事をした。




「元気よく返事するな! 即座に弾け!」




「は——はい!!」



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