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第31話 ロロ、南側の門番として
ロロ、南側の門番として
その頃。
南側の境界に——ロロが立っていた。
一人で。
凍光の門番。
帝国の部隊が、地形の隘路を突破しようとしていた。
「この門を通りたければ——まず俺を倒してから来い!」
音殺し部隊が先行した。干渉波が来た。
ロロの動きは変わらない。
「俺の武器は音楽じゃない!」
北風刃——展開。
虚氷の台地の大気が、ロロの意思に従って刃になった。南側の隘路を、壁のように塞ぐ大気の刃が走った。
ズドン——ズドン——ズドン——!
次々と吹き飛ぶ帝国の前衛部隊。
「北の高地では——一人で吹雪と戦うことがある!吹雪は一人に対して、何倍の力があっても止まらない!しかし——人間は止まれる!諦めれば止まれる!俺は諦めない!!」
北風刃が、繰り返し走った。
ロロは一人で、南側の防衛線を守り続けた。




