第2話 聖者の代償と、南の依頼人——コメット辺境伯との契約
幕間 ある夜の告白
焚き火が、静かに燃えていた。
ブランガ攻略を翌日に控えたキャラバンの野営地——ではなく、これはその前夜の話だ。
ブランガの入口が見える丘の手前、名もない草原に張られた野営地。護衛たちは天幕の中で眠り、馬たちは杭に繋がれて時折鼻を鳴らしている。虫の声が、南の夜を満たしていた。
ラベルは眠れなかった。
昨日の戦いのことを——いや、戦いというより、帝国の偵察部隊を見た時の自分の無力感を、ずっと反芻していた。隠れているしかできなかった。叫ぶこともできなかった。ドノヴァンが助けてくれなければ、人質にされていた。
毛布を肩にかけたまま焚き火の前に座り、膝を抱えて炎を見ていた。
「眠れないのか」
声がして、ラベルは顔を上げた。
ウィークが天幕から出てきて、焚き火の向こう側に腰を下ろした。白い外套をまとっているが——今夜はアーティファクトボディを纏っていない。生身の姿だ。
その顔色が、ラベルには気になっていた。
青白い。普段よりも、明らかに。
「……師匠こそ、眠れてるの?」
「少し考えごとをしていた」
「……ねえ、聞いていい?」
ウィークは炎を見たまま、「何を」と返した。
一 師匠の体
「レヴィアタンの時」ラベルは慎重に言葉を選んだ。
「師匠がスキルβ崩壊を使った後。街道に出るまでの間、ずっと黙ってたじゃない」
「……そうだったか」
「いつもと違った。なんか……苦しそうだった」
沈黙。
焚き火が一つ、はじけた。
「正直に言おう」
ウィークが、静かに口を開いた。
「あの能力の使用は——想定より、はるかに負担が大きかった」
ラベルは黙って続きを待った。
「ナノ・ワールドは空間を掌握する。スキルβ崩壊はその空間ごと対象を変質させる。どちらも、術者の肉体を器として魔力を通す。通常ならば問題ない」
ウィークは自分の右手を見た。指が——微かに、震えていた。
「しかしレヴィアタンでの規模は、私の想定を超えていた。あの場にいた全員と、ダンジョンそのものを巻き込む崩壊は……肉体への負担が桁違いだった」
「じゃあ今も——」
「今もまだ、安定していない」
ラベルの胸の中で、何かが冷えた。
「これから先も同規模の戦いが続くとすれば」ウィークは静かに続けた。
「この肉体のままでは、いずれ限界が来る。器が魔力に耐えきれなくなる——そういうことだ」
「それって……」
「死ぬ、ということではない」ウィークは少し考えてから言い直した。
「ただ、戦えなくなる。あるいは、制御を失う。どちらも、今の私には許容できない事態だ」
ラベルは黙っていた。
言葉が出てこなかった。師匠が弱いなどと思ったことは一度もなかった。むしろウィークは常に——何もかもを見通して、何もかもをシナリオ通りに動かしていた。その師匠が、限界という言葉を口にしている。
「だから、装着するのか」
ラベルは静かに言った。
「ルー・クシャスラを」
ウィークが、初めてラベルを見た。
「……よく知っているな」
「キャラバンに合流する前に、少し調べた」ラベルは膝を抱えたまま続けた。
「アーティファクトボディ——機工士が作り上げた、魔術と機械の鎧。肉体を内側で保護しながら、外側の機械が代わりに動く。レベル五十から九十九まで維持可能な、特別製の——」
「正確だ」ウィークは静かに頷いた。
「そのボディを使えば、肉体への直接負荷を大幅に軽減できる。スキルの反動も、内部の魔術機構が一定量を吸収してくれる」
「じゃあなんで最初から装着しなかったの?」
「必要がないと思っていた」
それだけだった。
(師匠らしい答えだ)
必要なければ使わない。必要になったから使う。合理的で、感情的でなく——だからこそ、今この瞬間に告白しているということの重さが、ラベルにはわかった。
「……怖くないの?」
「何が」
「自分の体が、機械に置き換わっていくのが」
今度こそ、長い沈黙が来た。
ウィークは炎を見つめたまま、しばらく何も言わなかった。
「怖い、という感情が適切かどうかわからない」やがて彼は言った。
「ただ——やるべきことがある。それを成し遂げるために必要なら、躊躇う理由はない」
「……やるべきこと、って」
「それは、いずれ話す」
ウィークは立ち上がった。夜風が外套を揺らした。
「今夜はもう眠れ、ラベル。明日はブランガの前にパレスノアへ立ち寄る。依頼主に挨拶をしなければならない」
「依頼主?」
「コメット辺境伯だ。ブランガの攻略を私に頼んできた人物——そして、これから先の旅において、おそらく重要な支援者になる人物だ」
「どんな人?」
「会えばわかる」
ウィークは天幕へと歩き始めた。その背中を、ラベルは焚き火越しに見送った。
(師匠は——全部わかってて、全部引き受けてるんだ)
(でも——師匠にも、限界がある)
炎が揺れた。
ラベルは膝に頬を乗せて、夜空を見上げた。星が多い夜だった。
(覚醒したら——俺は、師匠の力になれるのか)
その問いに答えが出ないまま、ラベルはいつの間にか眠っていた。
二 聖ラジエルの書
翌朝、キャラバンが動き始めてしばらく経った頃。
ラベルはウィークの隣、御者台に上がっていた。
「師匠、それ見せてよ」
ラベルが指差したのは、ウィークが膝の上に開いた薄い書物だった。
聖ラジエルの書・初級。
「見るだけならば」ウィークは本を傾けてラベルに向けた。
ページを覗き込む。しかし——文字が読めない。記号のような、魔術式のような、何か別の言語体系でびっしりと埋め尽くされていた。
「……なんにも読めない」
「そうだろう。これは受け取った者にしか読めない」
「受け取った、って——誰に?」
「創造神から」
さらりと言われた言葉に、ラベルは思わず固まった。
「……は?」
「文字通りの意味だ」ウィークは表情を変えずにページを繰った。
「創造神より私にもたらされた、万能のガイドブックだ。ダンジョン攻略の指針、アイテムの合成・作成の手順、各種素材の保全とカタログ化——ありとあらゆる事柄が、必要に応じてこの書に記される」
「ありとあらゆる、って……」
「現状では初級段階だ。三十五パーセントまで達成している」
昨夜のブランガ攻略後、書物が光っていたのはそういうことか——とラベルは思い出した。
「レベルが上がれば、その範囲は更に広がる。攻略できるダンジョン、入手できるアイテム、使用できる合成レシピ。全てが連動して拡張されていく」
「ブランガはその一環か?」
「そうだ。B級ダンジョンで手に入る精霊石と素材系は、いくつかのアーティファクト生成に必要な材料だ」ウィークは書物を閉じた。
「ルー・クシャスラの調整にも、使える素材がある」
「なるほど——ブランガを攻略したのは、師匠の体のためでもあったんだ」
「一石二鳥だ」
「師匠って、そういうところが本当に合理的だよね」
「褒めているのか?」
「褒めてます」
ウィークは少し間を置いて、「そうか」と言った。
ラベルはその書物を、もう一度見た。
(創造神から与えられた本。師匠が持っている意味は——)
(まだ、全部はわからない)
三 ドノヴァンの召喚
精霊林の入口に馬車を停める少し前のこと。
ウィークが御者台で目を閉じた。
「ラベル、少し下がっていて」
「——またやるの?」
「ドノヴァンを呼ぶ。今回の攻略には、彼が必要だ」
ラベルは荷台に下がった。
光が集まり、弾けた。
「——また来ちまったか」
ドノヴァンが現れた。例によって、困惑した顔で。
「よう、師匠。今度はどこだ」
「ブランガへ向かう道中だ」
「B級か」ドノヴァンは荷台に腰を下ろし、ラベルを見た。
「小僧も一緒か」
「ラベルです」
「知ってる」
ドノヴァンは軽く手を振った。それからウィークの顔を見て、目を細めた。
「……師匠、顔色悪いな」
「少し疲れている」
「少し、ねえ」ドノヴァンは信じていない顔で言った。
「レヴィアタンか?」
ウィークは沈黙した。
「まあいい」ドノヴァンは腕を組んだ。
「で、俺は今回何をすればいい」
「ブランガの攻略支援。素材の確保と、第三層以降の制圧だ」
「わかった」
それだけで話が済んでしまう辺りに、二人の付き合いの長さが滲んでいた。
しばらく沈黙が続いた後、ドノヴァンがラベルに話しかけた。
「なあ小僧。師匠が何か話したか?」
「……少し」
「そうか」ドノヴァンは膝に肘をついて前を見た。
「あの人はな、自分の限界をほとんど人に話さない。話したとすれば——よっぽど信用してるか、よっぽど必要だと判断したかのどっちかだ」
「どっちだと思う?」ラベルが聞く。
「両方じゃないか」ドノヴァンは肩を竦めた。「師匠のことだから」
「……ドノヴァンさんは、師匠のことを信頼してるの?」
「当然だ」即答だった。
「疑ったことは一度もない。その上で——俺自身の判断もある。両方あって初めて、まともに動ける」
荷馬車が揺れた。
道の先に、精霊林の緑が近づいていた。
(ブランガの攻略については、第一話に記した通りだ。)
(帝国の偵察部隊との戦闘、精霊のカタログ化、素材の採取——全てが終わり、一行は翌日パレスノアへ向けて出発した。)
四 パレスノアの城壁
シーファス大陸最南端、シーラ王国の南端——防衛都市パレスノア。
城壁に囲まれたその都市は、帝国との国境から最も近い最前線の街だった。石造りの建物が整然と並び、街の随所に見張り台が立っている。平和な都市とは言い難いが、それでも市場には人が溢れ、子供たちが路地を走り回っていた。
城門をくぐりながら、ラベルは周囲を見た。
「思ったより、活気があるな」
「帝国に一番近い街だ」ウィークは馬車を進めながら言った。
「緊張感の中で生きることに、人は慣れる」
「慣れるものなのか」
「慣れなければ、生きていけない場所がある」
(それは——師匠の話でもあるのかな、と思った)
(この人は、ずっとそういう場所で生きてきたのかもしれない)
領主の館は街の中心部にあった。ウィークとラベルが案内されたのは、その奥の応接室だ。
南国の木材で作られた家具。窓の外に、青い空が広がっている。
そしてそこに——一人の男が立っていた。
五十がらみ。がっしりとした体格に、白いものが混じった顎鬚。目は深く、しかし暖かい。使い込まれた革の上着が、この男が書斎よりも戦場に慣れていることを語っていた。
「来てくれたか」
男が手を差し出した。
「コメット辺境伯だ。ウィーク殿——噂以上の方とお見受けする」
「コメット辺境伯」ウィークが握手を返した。
「依頼の件、確認いたしました。ブランガの攻略——承ります」
「うむ」コメットは頷き、ラベルに視線を移した。
「こちらの若者は?」
「弟子のラベルです」
「ラベルか」コメットは人の好さそうな笑みを見せた。
「若いな。しかし目がいい。生きた目をしている」
「……ありがとうございます」ラベルは少し面食らいながら答えた。
五 辺境伯の本音
三人が席についた。給仕が茶を運んでくる。コメットは窓の外を見ながら口を開いた。
「単刀直入に言おう。私がブランガの攻略を依頼したのは、単純な資源確保だけではない」
「存じています」ウィークが静かに返した。
「ほう」コメットが片眉を上げた。「では理由も?」
「帝国がブランガに目をつけている。あのダンジョンを帝国に抑えられれば、パレスノアの補給路が断たれる——そういうことでしょう」
コメットはしばらくウィークを見ていた。それから、低く笑った。
「さすがだ。情報が早い」
「ブランガで手に入る精霊石と素材は、帝国の兵器生成にも転用できる。放置はできない——私の目的とも一致しています」
「目的、か」コメットは茶を一口飲んだ。
「あなたの目的とは」
「帝国の版図を、少しずつ削ること」
静かな言葉だった。しかし部屋の空気が、わずかに変わった気がした。
コメットは長い間、ウィークを見つめていた。探るような、値踏みするような目ではなく——確かめるような目だった。
「レヴィアタンの件——あなたの仕業か?」
「さて」
「しらばっくれることもないだろう。先日の報告で、ブラックグランのギルドが一夜にして消えたと聞いた。同時期にアビス帝国首都では奇妙な落下物が確認されたとも」
ウィークは何も言わなかった。
それが、答えだった。
コメットは深く頷いた。
「……いいだろう。私はあなたを信頼しよう、ウィーク殿。ブランガの攻略が成功した暁には——私が持てる支援を、惜しみなく提供する。資金、情報、パレスノアの補給拠点としての開放——何でも」
「ありがとうございます」
「ただし」コメットの目が、少し厳しくなった。
「私はパレスノアの民を守る義務がある。あなたの戦いに、この街の人々を巻き込むことは——」
「その必要は生じさせません」
ウィークは即答した。
「私の戦いは、静かに進む。派手な戦場は作らない——少なくとも、この街の近くでは」
コメットはもう一度ウィークを見て。
それから、また笑った。今度は先ほどより、ずっと深く。
「信じよう」
六 辺境伯の言葉
会談の終わりに、コメットはラベルに向き直った。
「ラベル」
「……はい」
「一つだけ言っておく」コメットは静かに言った。
「今のお前には、何もないように見える。しかし——」
「覚醒もしていないし、スキルもないし、戦力にもなれません」ラベルは先に言った。自嘲するような言い方ではなく、ただ事実を述べるように。
「それを言いたいのではない」コメットは首を振った。
「お前には——大事なものがある」
「大事なもの、って……なんですか」
「それは自分で見つけるものだ」
コメットは笑った。皺の刻まれた、しかし温かい笑顔だった。
「急ぐことはない。旅の中で、必ず見つかる」
(大事なもの——)
(俺の中に、あるのか)
ラベルはその言葉を、しばらく胸の中で転がした。
七 新たな出発
パレスノアを発つ前夜。
ウィークは、一人で書物に向かっていた。
その夜、アーティファクトボディ「ルー・クシャスラ」の装着が完了した。
翌朝、ラベルが目覚めると——隣に座るウィークは、昨日とは少し違う姿をしていた。
白い外套の下から、金属と魔術の複合素材でできた外装が覗いている。指先が、精巧な機械の指になっていた。義眼のような青い瞳が、今日はより鮮明に光っている。
「師匠……」
「装着した」ウィークは静かに言った。「
これで、昨夜のような不安定さは出なくなる」
「痛くないの?」
「感覚が変わった、というのが正確だろう。痛みという概念が、今の私にはない」
「それって——」
「悪いことではない」ウィークは言った。
「やるべきことが、よりできるようになった。それで十分だ」
ラベルはウィークを見た。
機械の腕。義眼のような瞳。人間とは言えない姿。
しかし——声は同じだ。落ち着いていて、静かで、必要なことだけを言う、あの声は変わっていない。
「師匠」
「なんだ」
「俺、覚醒したら——師匠の力になれる?」
ウィークは少し考えて、答えた。
「なれる」
「根拠は?」
「書に記されている」ウィークは胸元の書物を軽く叩いた。
「そして——三ヶ月、お前を見てきた私自身の判断だ」
「どんな判断?」
「廃村で一人でいた時、お前は泣いていなかった」ウィークは言った。
「泣きたかったはずだ。しかし——泣かずにいた。それが何を意味するかは、まだ言わない。しかし私は、その時からお前に可能性を見ていた」
「泣かなかったことが——可能性になるの?」
「可能性の形は、人それぞれだ」ウィークは立ち上がった。
「行くぞ。ブランガが待っている」
ラベルは急いで立ち上がった。
八 旅の仲間
パレスノアを出発したキャラバンは、ブランガへ向かう道を進んだ。
荷台に、三人が並んでいた。
ドノヴァンが腕を組んで前を見ている。ラベルが地図を広げてブランガの場所を確認している。
「なあ、ドノヴァンさん」ラベルは言った。
「なんだ」
「師匠って——いつも前の話しかしないよな。先のことも、過去のことも、あんまり言わない」
「そういう人だ」ドノヴァンは言った。
「それって、信頼していいのかな」
「俺は信頼してる」ドノヴァンは即答した。
「理由は——最初に召喚された時、師匠の目を見たからだ」
「目?」
「何かが見えている目だ。俺には見えないものが。それを信じる気になった」ドノヴァンはラベルを横目で見た。
「お前は?」
「……俺も、信頼してる」ラベルは答えた。
「廃村で初めて会った時——この人についていけば、何かわかると思った。根拠はなかったけど」
「それで十分だ」ドノヴァンは頷いた。
「理屈より先に動くのが、俺たちがあの人についていく理由だ。理屈は後からついてくる」
御者台からウィークの声がした。
「聞こえているぞ」
「聞こえてていい」ドノヴァンは肩を竦めた。
「聞こえてて、何も言わないの?」ラベルがウィークに問う。
「何も言う必要がない」ウィークは前を向いたまま答えた。
「二人が正しいことを言っているなら、付け加えることは何もない」
ドノヴァンが苦笑した。
「相変わらずだ、師匠は」
「ほめてるのか?」
「ほめてる」
荷馬車が揺れた。
赤土の道が続いている。道の先に、精霊林の緑が近づいてきていた。
エピローグ・第二話
その夜。
野営地の焚き火の傍で、ウィークは書物を開いていた。
ルー・クシャスラを纏ったその体が、炎の光を反射している。機械の指先が、ページを静かにめくる。
(自分の体が機械になっていくことを、師匠はどう思っているのか——)
(俺にはわからない。でも師匠は「必要なことだ」と言った)
(それで——今の俺には、十分だ)
ラベルは荷台の上で、星を見ながらそんなことを考えていた。
大事なもの、とコメット辺境伯は言った。
俺の中に、まだ俺が知らない大事なものがある——と。
(それが何かは、まだわからない)
(でも——旅の中で、必ず見つかると言っていた)
荷台が揺れた。
明日、ブランガに着く。
明後日には、また次の場所へ向かう。
旅は続く。
ラベルはノエルも魔法も持っていない。覚醒もしていない。何もない。
しかし——師匠がいる。ドノヴァンさんがいる。コメット辺境伯が支援してくれている。
(一人じゃない)
(それだけで——今は、前に進める)
星が多い夜だった。
第2話 了
次話予告
第3話「ブランガ攻略——精霊の息吹と鋼の閃光」
いよいよブランガ攻略が本格的に始まる。
第一層・第二層と進む中で、ラベルは初めて精霊の気配を感じ取る。
そして第三層——帝国の偵察部隊が再び現れた時、
ウィークのデッドロック・フラッシュが炸裂する。
そしてアクション全開の戦闘の後——
聖ラジエルの書が、五十パーセントに達した。




