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第25話 三角形の内部で
全員が、峰の頂上から内側を見下ろした。
光に包まれた三角形の内側。
精霊たちが、安心したように舞っていた。
レゾナントたちの気配が——内側の全体から感じられた。声の集合体である彼らが、結界の完成を感じ取り、応えていた。
「ここが——創音王国の北の心臓になるんだ」ラベルは言った。
「そうだ」ウィークは言った。
「この三角形は、防衛ラインであり、最終召喚の準備であり、そして——精霊と人と、声の存在が共に住める場所だ」
「帝国は——ここを突破できるか?」カイが問う。
「八峰の結界が完全に機能している今、外部からの侵入はナノ・ワールドが全て感知する」ウィークは答えた。
「そして各峰の守護龍が、対応する属性の攻撃を無効化する。全属性を同時に攻撃できない限り——突破は不可能だ」
「全属性同時攻撃を帝国ができるか?」ドノヴァンが聞く。
「今の帝国の力では、できない」ウィークは答えた。
「だから——音楽で守る」ラベルは言った。
「八峰の守護龍を呼んだのは音楽だった。この結界を維持するのも——音楽だ。帝国が音楽に対抗できない限り、この結界は破れない」
「正確だ」ウィークは言った。




