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MORITARIN 30

...

Episode -8 B

しばらくして、イトがぶっきらぼうに言った。


「行こう…動物たちの移住、手伝ってやるよ〜」


モンドは感謝を述べ、皆は動物を移住させる作業を手伝うため目的地へと移動を始める。


エリ: ところで、この大量の動物をどうやって移住させるの?船でもあるの〜


モンド: あ…私たちは移動用の船もありますが、動物を移住させる時は別の装置があります〜


イト: …装置?俺も見たことあったっけ?


モンド: いえ…アレックスの奴らが現れてから開発されたものなので…はは…


しばらく会話を交わしているうちに、いつの間にか目的地に到着した。


そこには巨大な岩が並んでいる。


モンドがその岩に近づくと、岩に隙間が開き、その内部はまるで一つの生き物が口を開くかのようだ。


エティ: 貝みたいだね〜


ヨナ: そうだね、貝〜ぴったりな表現だ。


エティ: これで宇宙を移動するの?


モンド: はい。内部に入ると、動物たちは低体温睡眠状態になります。


-そしてあの装置は本能的に宇宙のフェルトラインを辿って移動し—


-保存された惑星位置に到着すると、動物たちをゆっくりと睡眠状態から解除し、すぐに破壊されます。


エリ: フェルトラインって何?それに、その惑星が安全かどうかはどうやって分かるの?


モンド: 長い時間、バラクが移動しながら収集した宇宙の惑星情報が注入されています。


-だから安全な惑星だけに移動します。


-もし到着した惑星が不安定なら、1回に限り再び宇宙を漂うよう設計されています。


-普通はそういう場合、バラクによって回収されます。


エリ: うーん…不思議だね。それで、フェルトラインって何?


モンド: …フェルトラインをご存じないのですか?


エリ: 知らない。


モンド: …皆さんはここまでどうやって来られたんですか?


(戸惑ったエリ、イトを見つめながら)


エリ: イト、フェルト…説明してよ〜


イト: …あの…フェルトって通路があって、光より速く移動できるんだよ…


イト: はあ〜(ため息)…俺も詳しくは知らない。


モンド: えっ?イト様、どうしてフェルトをご存じないのですか?


イト: 俺がどうやって知るんだよ〜(悔しそうな表情)


モンド: 惑星間移動、たくさんされてましたよね?(困惑)


イト: 俺は…ただ急いで移動してただけだ。


(過去のイトを思い返す…あり得るかもしれない!…モンドは自分で納得することにした。)


モンド: あ…お急ぎだったのですね…


モンド: もしかして船を利用されたことはありませんか?


イト: もちろんあるさ〜(船がフェルトラインを利用する原理は知らない。)


(イトとの会話が無意味だと悟ってしまった)


モンド: …では皆さんはここへどうやって来られたのですか?


イト: それは言えない!〜言ったらポルンがお前を連れて行くぞ?


モンド: …あ!…ポルン様〜あの何とか司令官の方!


イト: ああ。


モンド: 私は…知らないままでいきます。


イト: そうだ、賢明だ〜さあ、急ごう〜


バラクたちは動物を列に並ばせ、ゆっくりと移動装置の上へ乗せていた。


巨大な体格とは裏腹に、その手つきは慎重で整然としていた。


パイは会話能力を使い、動物たちを落ち着かせながら移動を手伝っていた。


怯えた個体にはささやくように話しかけ、興奮した個体には落ち着いて説明した。


他の子供たちは小さな動物を抱き、列に並んだ。


動物たちが混乱しないよう、共にゆっくり歩調を合わせながら順番に搭乗を促す。


見慣れない状況なのに、不思議と雰囲気は穏やかだった。


子供たちは笑っており、動物たちも落ち着いた状態を保っている。


…だが。


その光景を少し離れた場所から不思議そうに見つめる子がいた。


エティだった。


エティの目には、今の状況がどこか歪んで見えた。


幸せそうな表情、整然とした動き、あまりにも自然な協力。


「これが…正しいのか?」


彼はゆっくりと息を整え、考えをまとめる。


そして皆を見下ろせる高い場所へ移動する。


しばしの沈黙、そして—


<<「……今、何やってるんだ!!!」>>


エティの咆哮が空間を裂いた。


バラクたちの手が止まる。列に並んでいた動物たちが一斉にびくりとする。


子供たちの笑いが止まり、皆の視線がエティへ向く。


レオ: エティ、どうしたの?


エティ: 何してるんだって!


エリ: 何って、動物たちのためにバラクの仕事手伝ってるんじゃない!あんたも手伝いなよ!


エティ: これが手伝いなのか!?(だんだん興奮し始める)


ロギ: エティ、どうしたの〜落ち着いて。


エティは大股で近づき、レオが抱いていたウサギを奪った。


レオ: エティ〜どうしたの…


エティ: ………(ぶるぶる)


イト: エティ?


エティ: よく聞け!なんで今この仕事を手伝ってるんだ〜状況が分からないのか?


イト: え?どういう意味だ?


エティ: これでいつ全部の動物を移住させるんだ!まだこの惑星に残ってる動物も多いだろ!


モンド: 私たちは全部移住させるのではなく、やむを得ず健康な一対の動物を探して移住させています。


パイ: じゃあ…残った動物は?


モンド: それは私たちも…どうにもできません。


ヨナ: 種を維持するためなんだね…


エティ: ふむ…それは俺も知らなかったな。とにかく俺が言いたいのはそこじゃない!


エティ: 簡単に言うぞ〜俺たちでこの惑星を救おう!!


「ふん…ふ…ははは」突然ダビがにやにや笑い出し、やがて大声で笑い始める。


不機嫌そうなエティ〜「なんで笑う?!」…右手を上げたダビが言う。


「賛成……俺は賛成だ…怪物どもぶっ飛ばして………キャンディを救おう〜ははは。」


ダビの言葉にレオもダビと肩を組み、大声で笑う。エティも吹き出した。


「ぷはははは〜そうだ、キャンディを救おう〜」


イトはしばらく考える。


「まったく…バカなことしてたな……」


パイはとても怒った顔だ。


「私も賛成!残った動物たちを置いていけない〜」


モンドは彼らの惑星を救うという計画を聞き、大きく感激する。


「皆さん……皆さんなら可能ですね!皆さんなら…この惑星を救えます!」


ヨナはなぜか笑えず、しばらく悩んだ末イトに懇願する。


「イト、店をもう一度だけ開いてくれ〜」だがイトにも店を再び開く権限はない。


ヨナの状況が気の毒に感じられたイトはヨナに、


ダビの宇宙勇者の物語で使っていた光線銃を渡すことにした。


ヨナ: …これで大丈夫かな…?


イト: 分からない…方法はそれしかない…(イトは自分も使う光線銃を一つ腰に下げる。)


モンドはアレックスの駐屯地を知っている。そこで彼らを案内することにした。


ウグと残ったバラクたちは共に移動せず、安全なこの場所に残ってモンドを待つことにした。


これはヨナの計画であり、内容は簡単だ。


怪物たちの駐屯地に到着したら、まずモンドを素早く帰した後、自分たちの力で怪物の駐屯地を可能な限り多く破壊してみるというものだ。


もし予想外にこのすべての状況が困難になった場合は、物語終了で迅速にここからダビの部屋へ抜け出そうという計画だ。


モンドは「物語終了」だの「再起動」だの、彼らの会話の中で気になることがあまりにも多かったが質問しないことにした。


ポルンにもう会いたくなかった。


アレックスの駐屯地までの距離は思ったより遠かった。しかしパイの周囲で一緒に歩けば体力が回復するため、移動には


何の問題もなかった。ただヨナは足が不自由なので、ロギの箒に乗って楽に移動することにした。


ロギはヨナの問題が解決してとても嬉しい。まるで心の中の大きな荷物を一つ下ろしたようだ。


そのためかロギは歩く間ずっと明るい笑顔を見せている。


しばらく歩いていたダビが突然大声で言う。


「あ!ポッピもバラクが移住させたんだな〜」


モンドは初めて聞く名前に「ポッピですか?」と尋ねる。


イトもその時になって記憶が戻ったのか〜


「……そうだ、あの時水の上に浮いてた岩!……」と言いながらモンドを見る。


「浮く岩ですか?」やはりモンドは首をかしげる。


エリが疑問を抱く。「ポッピたちは一つの種だったよね?」それにイトも気になり尋ねる。


「モンド〜その…大きさは…『カバ』くらいで豚鼻がついた巨大な獣、知らない?」


モンドは迷わず答える。


「動物の移住は複数のバラクが同時に行っているので〜分かりません」


(イトの質問は続く。)


「一つの種だけぎっしり積まれて惑星に落ちてたんだ〜知らない?」


イトの質問にモンドの表情が急激に暗くなった。


「一つの種だけがぎっしり積まれていたなら、おそらく…それが彼らの最善だったのでしょう。」


(モンドの声が震える。)


「その場所のバラクたちは任務完了後…アレックスにやられたはずです。」


イトは困惑したように「やられた?」と言い、足を止める。


それにモンドもとても悲しげな表情だ。


「はい、アレックスの出現以降、バラクの個体数が急激に減っています…」


モンドの言葉を聞いたイトは静かに独り言のように呟く。


「…ポルン、この野郎!なんで俺に何も言わなかったんだ?…」そう言ってぶつぶつ言いながら歩き出す。


「…まあ、今俺に言ったところで…俺に何ができるんだ…はあ。」(ため息)


モンドは淡い過去を思い出しながら言う。


「私はイト様が守護されていた頃が良かったです。あの頃は蜂蜜を集めながらのんびり過ごせましたから。へへ。」


「本当に、あの頃は分かりませんでした。あんなのんびりした日々が幸せだったなんて…」


イトはなぜか何も言わない。


「今は命令が下ってから、日常というものが完全に消えてしまいました。」


「毎日の願いは…ウグと一緒に朝目を覚ますことなんです。はは。」


悲しげな目でイトを見つめていたモンドが、込み上げた気持ちに自分でも気づかない本音を吐き出してしまう。


「以前のようにイト様が『守護者』でいらっしゃったなら、アレックスの奴ら…もうとっくに消えていたでしょう?」


イトはモンドの言葉に胸が張り裂けそうに痛んだ。


「……」

...

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