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オジサン?は異世界で、思うが儘に生きて行く!  作者: ベルベットなあきのり


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9/74

9話目 卵は無かった

ステータスオープン」


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

名前  サワダ リョウタ

年齢  21

レベル     1


ちから    286(+270) 

まもり    271(+250)

はやさ     369(+240)

まほう    315(+300)

きよう    278(+90)

うん     98(+80)


スキル


雷魔法   Level7

土魔法   Level5

水魔法   Level3

眷属化   Level5

眷属召喚  Level5

遠投    Level4

模写    Level3


特殊スキル


道具生成

神界図書

ノットマスター


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


(……わからん……最初に食べた梨味はおそらく、まもりとちからを40アップだろう…だが違う木から採った物は同じ見た目でも上昇分が違ったり、ちょっと熟れていない物は別の項目が上がったりするし、果肉が色違いでも変わってくるし…

狙ったものを強化するのは難しいな…

魔法も上がらなかったし…)


「あの…主様?どうしました?」


「いや、何でもないよ。土魔法覚えたし、本格的に拠点でも作ってみよっか?」


「拠点…ですか?」


「そーいえば皆はご飯とか家ってどーしてるの?」


「ご飯は海に入れば大丈夫ですし、夜は島の周りで休んでます。」


「えっ!?それで大丈夫なの?」


「えっ?はい、大丈夫ですけど…?」


(飲まず?食わずで働いて、夜は野宿?オレそんなコト皆にさせてたの?これは改めねば…)


などと考えていると、レイ、カスミ、チャカが帰ってきた。


「おっ、おかえり。ちょうど聞きたいことが有ったんだ。」


特に周辺海域に脅威になる生物は居ない事、大陸や島も存在していない事の報告を受け、それぞれの生態やなんかを聞き取りしていく。


結果から言うと食事は不要、彼らは魔物で周囲の魔力を糧として生きていて、この辺りの海には魔力が豊富に含まれているとか。そして住処もそれぞれが島の周りの、居心地の良い所で寝ているらしい。

ちなみに長時間人の姿になっていると食事も必要になるらしい。


(あれ?オレも海に浸かってれば飯いらないんじゃね?でも魚もはまぐりモドキも美味かっ!?そーか!

はまぐりモドキ5つ食った、魚は3匹だ!

果物でステータス、魚介で魔法が上がるのか?

調べたいコトがどんどん増えていく…

が、まずは。)


「土魔法覚えたから、家を建てようかと思うんだけどさ、一緒に住む?海のほうが楽かな?」


「あたしは海の中のが楽だなぁ。」


「私は主殿の望むままに。」


「海がいい…」


(コクコク)


どうやら陸上は人気無いみたいだ。

まぁ仕方無い、海洋生物だもんな…


「みんな海中のが楽そうだね。じゃあ家はそんなに大きくしなくて良いな。」


オレはカスミが集めてくれた珊瑚を袋に入れ、入江の上流に向かって歩き出す。

山裾と砂浜のちょうど中間位だろうか?草原の比較的大きな木の近くに開けた土地を見つけた。


「よし、この辺りで良いだろう。」


イメージを固め、地面に魔力を流して行く。

横長で、8畳を2つ繋げた位の広さに…。

石灰化した珊瑚を砕いて混ぜ、コンクリをイメージ。

出来るだけ圧縮して強度を上げるのも忘れない。


「くッ!」


頭痛と目眩がしてきたので魔力を止める。


(まぁ側は出来たし、今日はここまでだな。もうだいぶ暗くなって来たし、このまま寝よう…幸い果物食いまくって腹も減ってないしな。)







起床後、背中や肩に痛みを感じつつ、果物を口にしながら、ベッドの作成を決意する。とは言え土で枠を作り、その中に砂浜の砂を敷き、綿花でシーツを作って完成と、簡単なものでは有るが…


(今日は南の海岸からスタートだな。岩山辺りに何か素材になる物が有れば良いんだが…)


一度波打ち際まで戻ってから、南に向かい歩き出す。

しばらく歩くと、初日に転送されて来た所に戻ってきた様だ。


(そーだ。船忘れてたなぁ…)


砂浜に小さな木造船が打ち上げられていた。

流されないように陸に上げ、島の外周に沿って西の岩山を目指す。

得に異常もなく、2つの岩山まで辿り着いた。


岩山の高さはどちらも10メートルほど、切り立った岩壁は登るのに苦労しそうだ。頂上は平坦なのか、小さな林になっている。


(登る前に周辺と磯場を調べてみるか。)

広めの磯場には幾つものタイドプールが出来ており、小魚や貝、小型のカニがたくさん居た。

山頂から見た通り、磯場は少し沖に出るとドン深になっているようだ。


(魔力に余裕が出来たら沖まで堤防作れるかな?ここなら色々釣って遊べそうだ。)


磯場をひと通り調べて、背後の岩山に目を向ける。

おそらくは砂岩だろうか?

黄土色の壁は残念ながら資源は取れ無さそうだ。

壁の上、岩山に生える木々を見ると、鳥の巣の様なものが見える。

おそらく海鳥たちの繁殖地に成っているのだろう。


(そーいえば、鳥見かけ無いな…果物を啄んだ跡が有ったり、巣は有っても鳥そのものを見てないんだよな。余程警戒心が強いのか、夜行性だったりするのかな?)


そんな事を考えながら岩山に登るため、土魔法で足場を作って行く。


岩山に登り、あわよくば卵でもと木に登る。

時期が違うのか卵は手に入らなかったが、放棄された巣では無さそうだ。

また時期を見て確認だな。


再訪を誓い、木を降りようとした時、岩山の中央に祠の様な物を見つける。


少し開けた所にそれは有った。


4メートル程の岩に穴が空き、地下へと階段が続いている。


(下る階段の距離と岩山の大きさが矛盾してるぞ。

階段は真っ直ぐ、10メートル以上はある。岩山を突き抜けていないと可怪しい。


ダンジョンってヤツか…)

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