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オジサン?は異世界で、思うが儘に生きて行く!  作者: ベルベットなあきのり


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5話目 ヨロシクね

夜が明け、オレは入り江に来ている。

そして後悔している。

入り江の中はミッチミチだ。なんだあのバカでかいウニョウニョは?

水飛沫を上げてバタバタしてる巨大魚は?

比較的小さく見えるエビ達がオレと同じ位のサイズだろうか?

入り切らないウニョウニョ達が入り江の外で打ち上がってる。

【ごめん、一旦解散、かいさぁ〜ん!】


昨日調べて分かったが、眷属には念話が使える。

初めての念話がこれだ。

バチャバチャしてて声が通らないから仕方ない。


【ヒラメだけ残って、後は近くで待機しててくれ】


暫くして入り江が静かになった時、底の方から巨大なエイが浮き上がってきた。


「いやぁー、主殿、やっぱり少し手狭でしたなぁ」


「そーですね…」

(少し処じゃないだろ。昨日の内に教えといてくれよ。)

ジト目で見ながら、

「つーかエイなのね?」


「昨日お話しした様に、転生の影響か少し身体が変化しましてな。電撃も撃てるようになりましたぞ。」


(少し?元々50センチ位だったよね?今は幅6メートル以上あるんじゃない?巨大シビレエイになってんじゃん!)

「人になるのって皆出来るのかな?それなら入り江に収まりそうだけど。」


「申し訳有りません、主殿。不甲斐ない事に、人化が出来る者は各種族1名か2名程しかおりません。」


「じゃぁ、今回は代表者だけ出席してもらって、他の人達はまた後日にしようか?」


「はっ、では人化が出来る者達を集めてまいります」


「普段の姿も見たいから、1人ずつ順番に入って来て貰おう。」


「畏まりました!」


そう言うとヒラメ改めエイは入り江から出て行った。


暫くすると入り江の底が動き出した。

かと思うと水面が大きく持ち上がり、エイが勢いよく飛び出して来る。

水飛沫をあげ空中を泳ぐようにヒレを動かし、1回転すると人の姿になり、砂浜に着地する。


きっと凄いドヤ顔をしている事だろう。

オレは目を合わせないよう、入り江の入口を眺める事にする。


すると大きな黒い影が入り江に入り込んでくる。

水面に変化はない。

上空に鳥でも居るのかと上を見るが何も居ない。

次の瞬間、音も無く水面を飛び出した巨大魚が、上空を見上げるオレの視界に入る。

行方を追うと人の姿に変わり、いたずらが成功した子供の様な笑みを向け、エイの隣に着地した。


ザザァと水面を波立て、巨大なウニョウニョが入り江に入って来るコトに気付く。

眼の前迄迫っているが、尻尾はまだ入り江の外だ。

ザバァッと水飛沫を上げ、エイの隣に頭の部分が着地する。すると頭の部分に身体がどんどんと吸い込まれていく。尻尾まで吸い込み終わると、そこには少女が下を向いて立っていた。

「おぉ〜!」

派手な登場に思わず声が漏れた。

インパクトの有る登場だったが、本人的には普通の登場で、少し恥ずかしかったらしい、耳が赤くなってるのが分かる。


ザブザブと人の足が生えたエビが砂浜に上がってきた、オレと目が合うとペコリとお辞儀をして列に並んだ。右手のハサミが異様にデカい。エビの姿のままだし…

まぁサイズ的に問題ないからいいか。


「これで全員かな?」


「主殿、他に2名、人化の可能な者がおりますが、年齢を理由に代表を辞退したいとの事ですがいかがいたしましょう?」


「別に構わないよ。若い子達のフォローをお願いしたいかな?」


「畏まりました」


【じゃあまずは自己紹介。

オレはサワダ リョウタ、ひょんなこと?から皆の主になった。

とは言えオレも皆と同じで異世界2日目、導いてやるってのは難しいだろう。だから力を貸て欲しい。】

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