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オジサン?は異世界で、思うが儘に生きて行く!  作者: ベルベットなあきのり


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3話目 スキル?

「よし!道具生成、釣り竿!」

……

……………

(オレは何も言ってない。オレは、なんにも、言っていない!わかるな?よし暗くなる前に入り江を目指そう。)


東側の海まではかなり近い、滝壺を後にし、少し歩くと傾斜もなだらかだ。それでもビワの様な物、サクランボの様な物が生っていて植生は豊かなようだ。


川辺りには赤っぽい石や青色、白に黒っぽい石、中には何かの結晶の様な物まで有り、目を楽しませてくれる。



(入り江に着いたらステータスをちゃんと見てみるか。良く分からないのも有ったしなぁ。)


ちなみにビワは剥いてみるとキウイだった、サクランボはイチゴ味だ。慣れるしかない、などと考えながら歩くと入り江にたどり着いた。


「さて、ステータスオープン」

砂浜に座り込み唱える。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

名前  サワダ リョウタ

年齢  21

レベル     1

ちから    56(+40) 

まもり    61(+40)

はやさ    149(+20)

まほう    55(+40)

きよう    188 

うん     18


スキル

雷魔法   Level7

眷属化   Level5

眷属召喚  Level5

遠投    Level4

模写    Level3


特殊スキル

道具生成

神界図書

ノットマスター


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


(あれ?カッコの数字が増えてる…?考えられるのは、ビワとサクランボモドキを食べたからか?後で検証してみよう。

今回は特殊スキルだな。

【道具生成】

何も無い所からではなく、材料が必要になるって事か?)


砂浜まで歩き、大きめの貝殻を拾うとそれに海水を汲む。


「道具生成、塩!」


(駄目か…今度は道具って部分に引っかかったのか?)


「よし、道具生成、精製水!」

貝殻が淡い光に包まれる。

(おっ、塩っぱくない!精製水は道具扱いになるのか?周りに落ちたのは塩なんかの不純物か?)


少し考え、もう一度貝殻に海水を汲みに行く。


「道具生成、塩化ナトリウム!」

同じく光に包まれ、光が収まった貝殻には白い粒が残されていた。

(やっぱり行けた!さっきの精製水も単純に『水』だったら弾かれたはずだ。言葉を選べばある程度の無理は効きそうだな。)




(次は神界図書だな。こっちはこの世界の知識を教えてくれる物だろう。)


「神界図書!」

……

…………

「スキル、神界図書」

……

…………

「神界図書、神界図書、神界と」

『神界図書

全知の書とも呼ばれる、神々の叡智が修められた書。なお禁則事項に当たるものは検索出来ません。』


(おお!神界図書の後に知りたい情報を言えば良いのか。もうこれは、アレだな。よし!)



「神界図書、道具生成」


『道具生成

原材料さえ有れば、精製、設計、製作の全てを行い、術者の思考に添った物の製作が可能になる。道具のみに適用。』


(なかなかチートだな。神界図書が有れば必要な物も、その入手方法も解る訳だし…じゃあ最後だ)


「オッケーグー…神界図書、ノットマスター!」


『ノットマスター

あらゆるものを紡ぎし者、その者の紡ぎしものは切れることはない』


(…最後ショボいな…釣りする時には助かるけど……

そー言えば器用さめっちゃ高かったし、これも前世の影響かな?)




(さて、暗くなる前にもう一仕事やっちまうか。川があるから水はなんとかなるが…出来れば煮沸したいな。異世界で拠点もなく腹下す、なんてのは避けたい。

火は雷魔法で何とかなるだろうか?)


親指と人差指に意識を集中し、頭の中で唱える。

(雷魔法!)


身体から指先まで、何かが流れる感覚と共に、パチパチと電気が流れた。


(よし、何とか成りそうだ。後は入れ物、そのへんの土から鍋が作れるか?

……いや、確か砂浜の砂にはガラスの原料が含まれてなかったか?前に街のガラス工房でそんな話しを聞いた気がする。)


「道具生成、ガラス鍋!」


身体中から何かが流れ出す感覚、軽い目眩に襲われる。

自分を中心に4メートル程の範囲が薄く光ったと思うと…目の前には、頭に思い描いた、少し大きめのガラス鍋が完成していた。

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