2話目 離島生活開始
オレは今、真っ白な砂浜に立って居る。
海はとても綺麗で、沖縄の離島で見た海よりも更に澄んでいる。それにゴミ1つ落ちてないし、空気も澄んでいる。
魚達は見当たらない。
少し離れた場所には小さな船が停泊している。
(ここが神の言ってた世界か。船ってあれ?
ちっさ!木製?オールも無い。漂流しか出来ないじゃね〜か!魚達は何処に居るんだ?転移失敗か?説明無いの?あのサンダルオヤジ、いや片足裸足オヤジめ。)
頭の中で悪態をつき、前世について考える。
子供達はもう成人しているし、嫁もオレが居なくても不自由なく暮らして行けるだろう。
会社は印刷業の傍らにタウン情報誌を作ったりしていたが、既に長男が仕切っており、オレは街の皆と遊びながらの情報収集しかしていなかった。
(まぁオレが居なくなっても問題なく回るだろう。
寂しい思いをさせちまうかも知れないがそれだけだ。
雷で死んだって事は、保険も満額支払われるだろうし、何か有れば街の皆がフォローしてくれるだろ。)
そんな事を考えつつ後ろへと目をやる。
森の奥に低い山?小高い丘?が見える。
(先ずは周辺の探索だな。人がいると良いんだが…山の上から確認してみるか。)
森の木々はそれほど高くない。20メートルほどか。下草こそ膝上まで茂っているが、木々の密度は高くなく、歩くのに苦労はない。
途中、柿の様な、トマトの様な果実を見つける。
いくつかに鳥が啄んだ跡が有る。
(毒はないだろうが、現地人に確認してからだな。
森を歩きながら気付いたが、多分…若返ってる。服はそのまま着れているし、足のサイズも変わってない。ただゴツゴツと節くれだっていた指はスラリとしたものが並んでいる)
どのくらい歩いたか?背中にシャツが張り付く頃に頂上に辿り着く。
「おお〜!」
頂上からの景色に感嘆の声が漏れる。
(ここは島だったのか。)
横幅5キロ、縦は8キロほどだろうか。太陽の位置からの臆測だが、南北に長いほぼ楕円の形だ。山は島のやや北側中央に位置している。
小さな島だが、中々変化に富んでいる。
北、東、上陸?した南側は砂浜、西側には岩山があり、その奥は磯になっている。
目に入るのは北側の海岸から山の手前まで続く草原。あちこちに色とりどりの花が群生しており、山裾からは何本か川が流れ込んでいる。
そのうちの一本は東側の海へと向かい、小さな入り江を作っている。北から続く草原の切れ目、入り江の向こう側には竹林の様な物も見える。
西側の磯場はかなり深くなっているのか、その周辺は海の色が違う。
四方を確認し気付く。
(この島無人島じゃねぇか?
マジかよ!文明ドコよ?少し遅れてる位って言ってたじゃん!手ぶらで無人島サバイバルとか無理だろぉ!)
(はぁ〜…とりあえず川を下って入江を目指すか…
さっきの柿だかトマトだかも食っちまうか…)
シャリッ
(梨?美味いけど頭バグるなこれ!)
なんとも言えない感情のまま東に向かって山を下る。
途中小さな滝を見つけ、滝壺に魚の影を見つけた。
(釣り具が有ればなぁ…いや、まずは拠点作りか…
流石に森の中で野宿は危険だし。)
諦め、歩き出そうとした時、ふっと思い出す
(『向こうで作れる様にする』
確か神はそう言っていたはずだ。こんな時に唱える言葉をオレは知っている!)
「ステータスオープン!」
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名前 サワダ リョウタ
年齢 21
レベル 1
ちから 56(+40)
まもり 61(+40)
はやさ 129
まほう 15
きよう 188
うん 18
スキル
雷魔法 Level7
眷属化 Level5
眷属召喚 Level5
遠投 Level4
模写 Level3
特殊スキル
道具生成
神界図書
ノットマスター
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(出た!やっぱり若返ってる!21かぁ、息子より若くなっちまったなぁ…ステータスは…強いのか?基準がわからん。レベル1だしドラ◯エだったら強そうだ。カッコの数字はなんだ?
雷魔法なんて強そうだな!しかもレベルも高い。眷属化とか吸血鬼みたいだな。
あったこれだ!道具生成!これで釣り道具が作れるのか!)
「よし!道具生成、釣り竿!」




