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オジサン?は異世界で、思うが儘に生きて行く!  作者: ベルベットなあきのり


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19話目 ウィル

ワニザメを釣ってから2日後、俺は船の様子を見に来ている。レイから10人程が船から飛び降り、大陸に向かって泳いでいるとの報告を受けたからだ。


コレットによると船はヨーグデリア王国と言う国の物で、北東に見える河を30キロ程遡ると街があるらしい。


「レイ、彼等には悪いけど、捕虜として捕らえよう。色々話も聞きたいし。」


「かしこまりました。では何名か率いて捕らえてまいります。」


「よろしく。人の姿では行くなよ。船に残ってる人達には魔物にやられたと思わせたい。」


「ではマリンの所に依頼いたしましょう。船から死角になる南の浜辺に連れて行きます。」


「よろしく。殺すなよ!」



南の浜辺に向かうと、すでに捕虜達は到着していた。


「レイお待たせ。マリンもありがとうな。」


「はっ!」

「は、はい。」


「なぁ…彼等は獣人だよね?ヨーグデリアって人間の国って聞いたけど…まぁ直接聞いてみればいいか。」


「はい、お供致します。」

「あの…私も。」




「始めまして皆さん。私はサワダ リョータ。家名がサワダで名前がリョータです。皆さんはヨーグデリアから来たって事で間違いないかな?」


獣人達はヒソヒソと何か話し合っている。


「主殿が問うておる!答えんか!!」


「レイ〜?あんまり脅かすな。あ〜皆さん、私は何故ヨーグデリアがこの島に来たのか、その目的が知りたい。大人しく帰ってくれるなら皆さんを船に帰す事にも手を貸そう。話してくれないか?」


またヒソヒソと話し、一人の獣人が前に来て頭を下げた。

「サワダ殿、我々はヨーグデリアに囚えられ、奴隷にされた者達です。漕ぎ手として船に乗せれていましまたが、ここに来た理由は知らされておりません。船に戻るつもりも有りません。」


「分かった。暫くはこの島に滞在してくれ。船の件が片付いたら大陸迄送って行く。後は飯でも食いながら話しを聞かせてくれ。」




「リョータ、新しい友達?あたしハル。よろしくね!」


ダンジョンへの移動中、ハルが俺達を見付けて降りてきた。


「おおハル。新しい友達だ。皆に紹介したいから呼んで来てくれるか?」


「わかった!呼んでくる。」


「岩山の辺りで待ってるからな。」


「ん。」


短く返事をするとハルは飛び去って行った。


「リョータ様、この島にはハーピー族が暮らして居るのですか?」


「ん?あぁハル達はあそこに見える島で暮らしてるみたいだぞ。行った事無いけどな。」


「そうでしたか。しかし友達とは…」


「ん?変か?」


「ええ、人間は獣人を見下したり差別するのがこの国の常識ですね。わざわざその為の法律まで作ってますから。」


「へぇ~、そんなに人間と変わりないだろ?なんなら飛べるし、上位互換?イヤ魔法を使えば人間も飛べるのか?」


そんな事を話している間に磯場が見えてきた。


「リョータさぁ〜ん!その方達が新しいお友達ですか?私はコレットと申します。」


「そういえばまだ名前聞いてなかったな。改めて、サワダ・リョータだ。よろしくな。」


「そうでしたね。失礼しました。私はウィル。白狼族のウィルです。」


「はい、よろしくお願いします。リョータさん、ちょっとお話しいいですか?」

そう言うとコレットは俺の袖を引っ張る。


「リョータさん!彼等にもこの島の食べ物を与えるつもりですか?それこそ戦争になりますよ!」


「あぁ…そうだよなぁ。他にも奴隷にされてる人達も居るだろうし…ダンジョン内の食料を渡して置くか。」


「ダンジョン!?この島にはダンジョンも有るのですか?それにあの二人は何者なんですか?かなりの上位者と思われますが…」


「…話すと長くなるから、それはまた今度で。とりあえずダンジョンは有る。中に街やら畑やらあるから、そこに住んで貰う様にするよ。」


「わかりました。後で絶対聞かせて下さいね。」


「ワカリマシタ。」


ウィル達の所に戻り、腕輪から作り置きのパンと野菜スープを出す。


食事をしながら色々と話しをした結果、船にはもう食料は残り僅かで、最低限の漕ぎ手を残して海に放り出されたそうだ。

残りの漕ぎ手も獣人の奴隷で、街にも何十人、下手すると百人以上の獣人が奴隷として働かされているらしい。


「隷属の腕輪と言う魔道具がある為、命令に逆らえないのです。我々は海に飛び込まされる前に外されましたが。」


「ふ〜ん…そこそこ高価な魔道具なのかね?もしくはそんなに数が揃えられないとか?」


「さぁ、ただ家族を人質に従わされる場合も有りますので、簡単には増やせないのかと思います。」


「そんな事までしてんのか?あの船の乗員と引き換えに解放させるか?なんか偉そうなヤツ乗ってたし。」


「いえ、これ以上ご迷惑を掛ける訳には行きませんので、戻りましたら我々で何とかします。」


「わかった。ただ、あちらさんの出方次第だな。話にならない様ならぶっ飛ばそう。そうだ!鑑定かけていいか?」


「鑑定ですか?構いませんが。」


「じゃ、失礼して…か〜ん〜て〜い〜モ〜ノ〜ク〜ル〜!」


※※※※※※※※※※※※※※※※※※


名前   ウィル

年齢     28

レベル    45

ちから    132

まもり    79

はやさ    121

まほう     7

きよう    41

うん     16


スキル

気配察知  Level7

隠密    Level4

格闘術   Level6  

指揮    Level3

爪擊    Level5

※※※※※※※※※※※※※※※※※※


ウ~ン斥候か武道家ってタイプなのかな?レベルも高いし、多分中々の強さ何じゃないだろうか?

周りの皆も食事も終えたし、ダンジョンに案内して今日は休もう。

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