足を無くしたくない 相談@剣士板
他に相談する人いないので、ちょっとだけここの人の知恵を貸してください。
こういうとこに書き込むの初めてなので、失礼があったらごめんなさい。
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どうぞ
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なんじゃ
なんか物騒だな
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俺は半人前の剣士なんだけども、さっき、同じパーティのリーダーから、次の魔物退治について聞かされました。
なんでも、その魔物は、相手にされた攻撃をそのまま相手に返す能力があるんだそうです。
だからまず俺が攻撃してくれないかと頼まれました。
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へ?
足切り落とされろってこと?
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そうです。
まず俺が足なり腕なり斬り落とされて、その隙に兄貴たちが攻撃するって。
それしかないんだ頼むって言われました。
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自己犠牲キター
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この依頼はちょっとシガラミがあって断れないし、必ずやり遂げなくちゃなんないって。
でも、足でも手でも、無くしたらもう俺は剣士ではいられない。
そう言ったら、お前のことは俺たちが責任もって養うからって。一生だって。
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わくわく
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俺はどうしたらいいんでしょうか。
足を無くすのは嫌です。剣士でなくなるのも。せっかく魔剣持ちになれたのに。
でも兄貴たちには恩があります。
それしかないとわかっているのに自分の足を無くしたくない俺は自分勝手なんでしょうか。
俺はどうしたらいいんでしょう。
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質問いい?
お前らのパーティの、人数と構成教えて。トシも。
そこに入ったきっかけは?
あと、恩って何?
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俺いれて5人。全員剣士です。
兄貴たちは二十代半ば。俺はもうちょっと下。
俺が生まれ育った孤児院の、兄貴たちは先輩です。
恩は、俺を仲間に入れてくれたことです。あのままだったら孤児院の下働きで一生終えるしかなかった。
あと、剣を教えてくれたこと
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全員剣士とはまた、えらく偏ったパーティだな
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前は魔術師のおじさんがいたこともあります。その人が魔法の水盤の使い方を教えてくれました。魔剣に選ばれたのなら魔力属性もあるって。
いつか困ったことがあったらここで相談しろって言われました。その時には自分はもういないだろうからって。
しばらくしてリーダーと意見が対立して辞めていきました。
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魔剣持ちとか
ほんとかいな。
兄貴らも?
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魔剣持ちは本当です。ちゃんと名前の付いている魔剣です。
魔剣が眠る山に取りに入ったのは兄貴たちなんだけれども、魔剣が呼びかけたのは宿で待機してた俺でした。
試練とかもクリアしました。
兄貴たちには、今は未熟だけれど将来性もコミで選ばれたんだって説明しました。
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兄貴たちは魔剣持ってないんでしょ。
お前とそいつらどっちが強いの。
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自惚れって言われそうだけど、俺のほうが強いです。
昔は全く叶わなかったけど、背が伸びたら互角かそれ以上になりました。
稽古をつけてやるって言われて時々打ち合うけれど、負ける気しないです。
ただ、本当に勝つと機嫌が悪くなるので、なんとか負けたふりをします。けっこう難しいです。
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足失くすのがイヤならにげればいーじゃん
恩があるならあきらめれば
人に決めてもらうとかダッセエ
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あんたには大事な物がないんですか
どっちも大事だから悩むんじゃないですか
ダッセエとか思うなら読むなよ
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まあまあ。ここは何を書いてもいいとこなんだし。
いろんなのがいる。
お前さんもすぐに煽られるなや
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ふつうに戦って倒すのは不可能なんかい
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俺の方でも調べてみたけど、どうも不可能っぽいです。
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まあ、普通に考えて一生養うは無理
剣士ってからには世界中あちこち放浪してまわる
足のない奴が一緒に行けるわけがない
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どっかの村に預けるとか?
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どうやって送金するんだよ
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えーっと、旅商人に頼むとか?
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あり得なくて草
商人に金を預けると手数料べらぼうに取られるぞ
持ち逃げするのも結構いる
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目の前にいない相手に律儀に金を送り続けるような誠意のある奴なら、そもそも足を落とせなんて言わねえよ
悪いこた言わん
逃げろ
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全員が剣士のパーティってことは、力任せっつーか力頼みってーか力づくってーか、とにかく勢い任せでぶった斬る!みたいなのが得意なとこなんだろ。
なんでまたそんなトリッキーな特技を持つ相手にわざわざ立ち向かうんだ。
無茶なだけじゃねえか。
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なんか変な話だなあ。
お前騙されてんじゃねえの
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騙されてるに金貨一枚
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兄貴たち、お前がわざと負けてんのわかってんじゃね。
パシリに使ってた子分が強くなって鼻に付くから、魔物と一緒に退治
一石二鳥
俺たちアッタマいい!ってな。
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ソッコー逃げるの一択
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まさかそんな
そんな人たちじゃないです
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本当に?
お前だって疑ってるからココに書き込んだんじゃねえの
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昔に比べて、なんだか兄貴たちの様子がおかしいのは確かです。
そうなんでしょうか。
でもそんな
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さっさと斬られちまえ
したら目が覚める
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本当に養うか興味津々
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〜〜〜数日後〜〜〜
おーいイッチ、元気かー
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できたらその後を報告してくれたらしい嬉しい
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大丈夫かなあ
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兄貴たちに「俺わかってんだぞ、あんたたちの企みはこうだろう!」とかぶちまけてボコられたりして
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いや、いくらなんでもそんな青い行動は(^^)
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でも虐待的な環境で育つとさ、ひねくれる奴と、へんにピュアになる奴とおるやん
奴は後者みたいな気がする。
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てかあいつ、うんと若いんだと思う。10代とか。
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世間知らずみたいだったもんね
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無事を祈ってるよ
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暇ができたら書き込んでくれなー
〜〜〜数週間後〜〜〜
以前ここで、パーティのリーダーに足を犠牲にしろって言われたけど足を無くすのは嫌だと相談した1です。
証明できないけど。
あの時は黙って消えてごめんなさい。
やっと逃げてきました。
公共の水盤で、いま、ここまで読み終わって、書いてます。
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おお、待ってたぞ。
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なにがあった。
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おかえり
kwsk
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予想してた人がいたみたいですね。びっくりです。
兄貴たちにぶちまけて
企みはわかってんだ的に
半殺しにボコられて
魔剣を取り上げられて
閉じ込められて
ようやく隙を見て逃げてきました
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魔剣は
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魔剣一緒です
こいつは呼べば自力で移動できるので
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瞬間移動できて、数年前まで眠ってた魔剣ってーと、アレとかアレ……
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いやほんと、それは勘弁してください
もっとも、またこいつフリーになるかもだけど
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おい
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何日か飲まず食わずで森の中かけぬけて、
ここまで、公共の水盤のある街まで、ようやく来て
レス最後まで読みました
心配してくれてありがとう
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金もないし、もう動けないし
ここまでかな
たぶんもうじき兄貴たちにおいつかれる
みつかったらもう
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後出しって言われるかもだけど、俺は異種族との混血で見た目にはっきり違いがあります
だからいままでまともな扱いをされたことなんかないし、それが当たり前なんで
だから、ここの人に心配してもらって嬉しかった
最後に、そのことだけお礼言いたくて
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ちょっと待て!
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どうもありがとうございました
最後の瞬間まで忘れません
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いいから少し待てこのバカ!
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いいか最後まで読め
そこが公共の水盤があるような大きな街なら、仕事の紹介所が必ずある
町の入り口に近い、わかりやすいところにある
わかんなかったらその辺の誰かつかまえて聞け
慣れてるだろうからわかりやすく教えてくれる
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そーそー。行き倒れはどこの町でも悩み事のひとつだから、そこでタヒられたり病気になったりされるくらいなら、仕事を紹介して、最低限の衣食住を世話してくれる
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一時金を貸し付けてくれるところもあるでよ
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うんうんそうそう
早まるな
おまいさんが本当に魔剣持ちなら、仕事の内容も多少の選択の自由はきくかもだ
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へえ、それマジ?
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おん。
魔剣がみぶんほしょうの代わりになるんだとさ〜
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んじゃ、きっつい肉体労働じゃないのを選べるかもな
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いや、それよか人目につかずに済む仕事のほうだろう
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とにかくお前はなんにも終わってやしない
とっとと紹介所に行って、メシ食ってクソして寝ろ!
話はそれからだ
〜〜〜翌日〜〜〜
みなさんこんにちは
言われたとおり紹介所に行って、仕事をもらいました
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おおおお、待ってたぞ
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大丈夫か
元気になったか
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いまなにしてる
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教えられたとおり、魔剣を見せて頼んだら、効果は抜群でした
宿とか大部屋でないところにしてもらえたし
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良かったな
まずは休め
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若くても不眠不休で山中駆け抜けって体に負担でかいからな
暇な時にでもいろいろ詳しく頼むわ
〜〜〜さらに数日後〜〜〜
こんにちは。
ちゃんと食べて、いっぱい眠って、すっかり元気です。
仕事、人目につかないの紹介してもらえました。
肉体労働でも良かったんですけどね
紹介所の事務所の奥の部屋で、吟遊詩人のお姉さんと話をします
終わったら水汲みとここの屋根の修理もするけど
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お姉さんと話すのが仕事だと!?
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魔剣を手に入れたくだりを知りたいんだそうです
こんな話がおもしろいのかな
俺の、つっかえつっかえの、ヘタクソな話を、食いつくように聞いてます
姉さん聞き上手で助かってる
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吟遊詩人のお姉さんは、夜、酒場で歌ってるところを見ると、ゾクゾクするくらいの妖艶な美人
でも昼間に事務所で会うと、いつもぼうっとしてて、眠そうで、
髪とかボサボサで、そばかすがいっぱいで
女の人ってすごいですね
魔法使いでなくても魔法が使えて別人に変身できるんだ
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お前……
念のために言うが、それ本人に言うなよ
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もう言ってはたかれました
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(^_^;)
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最初のほうは酒場の隅っこでこっそり歌を聞かせてもらったり、できたんだけど
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紹介所に、兄貴たちらしき数人の男が来て、俺らしき人相の男について聞かれたって
知らないって言っといてくれたそうだけど
まだ町をうろついて探してるって
何人かは、ここに来た無一文の者がたいてい行かされる鉱山にも行ったらしい
しばらく外に出られません
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出てくって言ったんだけど、
俺が紹介された宿は、職業斡旋所の裏から行ける、斡旋所のおやじさんちだから、
外からはまず見つからないし
此処にいた方が安全って言われて
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ここに逃げてきた理由を詳しく聞かれて、話しました
兄貴たちが変わってしまったことも
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そしたら後ろで聞いていた吟遊詩人のお姉さんが、急に竪琴を鳴らして
歌いだした
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無茶な依頼を受けて、実力が違いすぎる魔物に挑んだ無謀な若者たちの物語。
魔物の返り血を浴びて、体内に侵入されてしまった
いまはなんの変わりもないけれど、月日が経つごとに次第に
自分勝手になり乱暴になり残酷になる
最後には完全に乗っ取られるだろう
ああかわいそうな若者たち……みたいな内容でした
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歌によると、変化は瞳に出るそうです。
色と、瞳孔の形が変わるそうです。
確かに、兄貴たちの瞳が変な銀みたいな色になるのを、見た事があります。
時期と、あと場所から考えても、兄貴たちのことでまず間違いないです。
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孤児院に迎えに来てくれた時、あの時にはもう、俺の知っている兄貴たちでは無くなってたんですね
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俺のこと、利用するためだけに連れ歩いてたとは思いたくないけど
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気に病むな
つっても無理だろうけど
酷なことを言うようだが、それがそいつらの運命だ
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剣士ってそういうもんだ
仕方ないんだ
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俺もそのバラッド聴いたことあるけど、
あの魔物に剣士だけのパーティで挑むなんて自殺行為ってなもんよ
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良かったところだけを覚えておいてやれ
あとは忘れろ
お前の人生を生きろ
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そのままそこにいるわけにもいかんだろ
どうすんの?
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とりあえずお金を貯めます
余裕ができたら、誰か信頼できるリーダーのいるパーティに混ぜてもらえたらなと思ってます
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がんばれい
〜〜〜数ヶ月後〜〜〜
こんにちは
ずいぶん前に剣士版で、兄貴分に足を犠牲にしろって言われて相談して、みなさんのおかげで無事に逃げ切ることができた者です
その後の顛末を書き込んでもいいですか?
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おおっ元気だったか
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はい元気です。
剣士になるのはやめました。
信頼できるリーダーのいるパーティを紹介してくれって言ったら
斡旋所の親父さんに「誰を斬るのかを人に決めてもらうつもりか」って言われて
「お前さんはもっと違う経験を積むべきだ」って
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斡旋所のおじさんってすごいですね
俺の年齢詐称なんてバレてました。
俺、ガタイがイカついんで、絶対に成人にしか見られないんだけど
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実は俺、14歳なんです。もうすぐ15。
最初の板で、見抜いてた人いたけど。
ここの人は本当にすごいですね。
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いろいろ考えて、以前仕事で来た地方の山の中の小さい町に住むことに決めました
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ここは、村のすぐそばに魔物の出入り口があるので、被害がすごいんです
でも貧乏だから、なかなか退治を依頼できない
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うちらのパーティは金額が安いので、前に依頼を受けて来た事があったんです。
そのとき、村の人が兄貴たちに「お仲間なのに一人だけ違うところで食事を取らすのはいかがなものか」と意見してくれたのを、聞いていたので
もしかして、ここの人なら俺のことを受け入れてくれるかもしれないと思って
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前にも書いたけど、俺は異種族との混血なので、見た目が半獣です。
兄貴たちがテーブルで、俺だけ裏口でしゃがんで食事なんていつものことだし、それが当たり前で何とも思ってなかった
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兄貴たちに意見してくれて、聞き入れられないとこっち来いって自分ちの食卓に混ぜてくれたのなんて、ここの村の人たちくらいです
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普段の仕事は炭焼き小屋のおじいさんの弟子で、ここの男性は出稼ぎに行ってる人ばかりだから力仕事とかも引き受けて、魔物が出たら相手して
けっこう忙しい
でも充実してます
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魔剣には眠っててもらってます
せっかく起きたのに、悪いことした
でも、あいつならわかってくれる
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暇なときは、子供らと一緒に、学校で勉強もしてます
そんとき、子供にも剣を教えたりしています
こないだ学校に魔物が出て、無闇に逃げたりしないで
(ここに出る魔物は背中を見せたらダメなやつです)
みんな棒っキレや薪を振り回して戦って、追い払ったって聞いて、
にいちゃんのおかげだって言われて、すげえ嬉しくて、頭ぐりぐり撫でて褒めまくってしまった
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でも、その子に「オイラも剣士になる!」って言われたとき、
返す言葉が出なかった
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剣士って恥ずべき職業ではないはずなのに
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良かったなー
幸せそうで本当に良かった
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剣も剣士も、いいもんでも悪いもんでもない
ありきたりなことを言うけど本人次第だ
魔法も
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誰もが無謀な剣士になるわけじゃない
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そうですね
チビどもには俺が知っているできる限りのことを教えて、
いつか旅立っていく時には笑顔で送り出していけたらと思います
俺はもうここから出ないと思うけど
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そんなわけで、みなさんのおかげで俺はなんとかやってます
ありがとうございました
みなさんの幸せを祈ります
で、数年後に魔物が村から人を攫っていって、その中には主人公といい雰囲気になった女の子も混じっていて、仲良しの男の子に「にいちゃん!みんなを助けに行ってくれよ!」とか頼まれても「俺には無理だ」「なんだい意気地無し!」なんて会話があって、でもこっそり旅支度して、家の中の隠してあるところから魔剣を取り出して「頼むぞ…」とか呟いちゃったりなんかして、こそーっと家を出たんだけど、男の子が後ろからついてきていて、気がついた時には追い返せない距離で、でもすばしっこいので魔物に襲われた時とかおとりとか撹乱とかに意外に役に立って、途中で謎の騎士と知り合いになって、なぜかついて来てくれて、一緒に魔物を対峙して攫われた子らを取り戻したら「なれば、次は私の話を聞いてくれないだろうか」とかいいだしちゃって、「そなた自分の親を知らないのではないか」とか言われて「私がそれを教えてあげられると思う」「だから一緒に私の国まで来てくれないだろうか」と頼まれて、どうしようか迷っていると「行きなよ」「先に戻ってるから」「気をつけて行ってきて」とか背中を押されてしまって、騎士との旅が始まって、彼の故郷っていうのは…主人公の身の上とか…みたいな続編になるわけだな。書かないけど。




