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夏休み怪日記  作者: UMA5
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8月17日(月)

8月17日(月)天気 くもり


 今日土手沿いを散歩していたらトンボの怪異に会いました。ものすごい速さで過ぎ去って行ったので、会ったといえるかわかりません。残像のようでした。




 今日は土手沿いの散歩コースを歩く。土手に目を向ければ雑草が元気だった。飛翠の背丈を超える雑草も生えていた。


「草むら様、超巨大になれそう。」


 そんなことを考えていると突然、


「ひす」


 と、誰かの声がした。周りを見ても人も怪異もいない。知っている声ではなかったと思う。怪異か気のせいか悩んでいるうちに、


「い」


 という声と、何かがとんでもないスピードで飛翠の隣を通り過ぎたような衝撃波が当たった。


(怪異かー。どこの誰だろう、速くてわかんないや。)


 おそらく飛翠に話しかけているのであろう。飛翠はしばらくその場で待つことにした。そのうちに、


「さん」


「こ」


「ん」


「にち」


「は」


 と、一瞬の音が繰り返し過ぎ去って行った。

 その音と同時に目の端に映った棒状のものから飛翠は推測をたてた。


「はい、こんにちは。トンボの怪異さん。」


 正解だったのだろう。一瞬、その姿がはっきりと目に映った。人の腕くらいある巨大な虹色の目をしたトンボだった。

 しかし、その姿がはっきりと目に映ったと思った瞬間、そこに何もなかったかのようにその姿は消えていた。

 瞬きよりも速くトンボの怪異さんは飛び去ったようだった。

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