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夏休み怪日記  作者: UMA5
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8月15日(土)

8月15日(土)天気 晴れのち夕立


 今日カンムリ公園に遊びにきたら、砂場から砂の怪異が出てきました。砂をかけてきたので、ジャングルジムの怪異の中で逃げ回りました。この間は進めなかった道なんかも入れて楽しかったです。




 今日はカンムリ公園に来た。この間は急いでジャングルジムの迷路を突破したため、あまり迷路の中を堪能できなかった。だからあの迷路をもっと見てみたくて、やって来た。

 しかし、あの迷路が出てくる条件はこの間の状況を考えるに「時間がない、早く行かなくてはならない」というような焦る状況なのではないかと飛翠は考えた。その場合、気持ちは焦りながら、迷路を堪能する方法が思いつかなかった。


(時間制限でも設けようかな。でもそれだと結局見て回れないし。)


 ジャングルジムの前でどうやって中に入るか考えていると、急に後ろから砂を投げかけられた。


「ギヒャッ! 何? 誰?!」


 飛翠が後ろを振り返ると、砂場から砂人間のような怪異が出て来ていた。


「オオ、オ、オアアア!」


 言葉は話せなさそうだが、こちらに敵意があるような様子でさらに砂を投げかけて来た。


「ウギャッ! なんで砂を、いやとりあえず逃げなきゃ!」


 とりあえずその場から離れようとジャングルジムの棒に手をかけた。勢いをつけて走り出そうとした。その瞬間、


「わっ!」


 気がついたときにはジャングルジムの迷路の中にいた。ジャングルジムに登らなくても、焦ってジャングルジムに触れれば、中に入れたようだ。


「入れた! これならあの砂の怪異も来れないんじゃ」


 しかし、期待を裏切るように、ジャングルジムの迷路の中に砂の怪異も入って来た。


「オオ、オオ、オオオオオオオ!」


 変わらずこちらに敵意を向けて、砂をかけようとしてくる。しかし、この状況を飛翠は好機と考えた。


(あの怪異から逃げ回りつつ、この迷路を回ってこう。それなら焦りながら迷路を回っていける。)


 飛翠はにっこり笑い、


「鬼さん、こちら。手の鳴る方へ!」


 まずはこの間向かわなかった上の階への階段を駆け上がるのだった。

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