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夏休み怪日記  作者: UMA5
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8月14日(金)

8月14日(金)天気 晴れのち夕立


 今日お散歩していたら、私の影が私と全く違う動きをし始めました。影の怪異だそうです。自分の影が自分と違う動きしているの面白かったです。




 昨日までの雨が吹き飛び、暑い日差しが帰ってきた。天さんに涼しくしてもらって外に出る。



「今日はどこに行こうかな。」


 ぼんやりと呟いたとき、視界の端に何か違和感が映る。何かと思ってキョロキョロ見て回ると、なんと飛翠の影が飛翠と全く違うポーズをとっていた。飛翠は腕を下ろし、まっすぐ立っていたのに、影は左の道を指差して立っていた。


「影の怪異さんですか?」


 飛翠の言葉に腕を丸にして答えた。


「今日はあっちの方がいいですか?」


 また丸をつくる。そちらは陽射しを遮る影が少ない道だった。きっとその分飛翠の影になっている影の怪異さんがはっきり映るだろう。


「わかりました! そっちに行きましょう!」


 いつもなら自分の動きと同じ動きをするはずの影が、今日は全く違う動きをしている。飛翠はまっすぐ歩いているのに、影の怪異さんは踊るように歩いていた。


「踊りが好きなんですか?」


 飛翠の言葉に影の怪異はバレエのような動きをする。好きなのだろう。


「今日は日差しが眩しいから、影もはっきり見えますね。」


 今度は腰に手を当てて胸を張っていた。

 飛翠は少し思い立ち、影と同じポーズをする。影の怪異さんは飛翠の考えに気がついたのか、今度は片足立ちのカカシのポーズをする。飛翠がそのポーズを真似する。影の怪異さんがまた新しいポーズをする。そんな遊びを繰り返し、


「あはは! いつもと逆なの面白いですね。」


 いつもなら飛翠のする動きに影がついて行くものだが、今日なら逆ができる。


「次はなんのポーズをしますか?」


 太陽の照らす道の途中、ポーズ合戦を楽しんだ。

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