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第6話

第6話


ボケっと彼を見つめていると

「ママー!お腹空いた!オヤツちょうだい!」

と呼ぶ声がしてはっ!とした。

娘もギャン泣きしてたわ!

「あ、ごめんね!何食べたい?」

そう言って息子の前にリュックを置いた。

取り敢えず、娘のオムツと

オムツ替えシートを取り出した。

「あの、娘のオムツ替えても良いですか?」

「……あぁ、構わない。ソファーを使ってくれ。」

こんな高級そうなソファーで替えるのは

正直、気を遣うけど背に腹はかえられない!

オムツ替えシートをひいてから

娘を抱っこ紐から降ろして

「よしよし、パンツ替えようねー?」

手がちょっと震えてたけど何とか

オムツ替えしてオヤツ持たせたら

泣き止んで良かった。

「ママ!見て見て!これ!」

待て待て!息子よ!それは今回持ってきてない!

なんで!?私のリュックどーなってんの!?

「……やはりか。」

ボソリと呟いた彼の声は聞こえなかった。

「すまないが、落ち着いたのなら座ってくれ。」

「!ね、お菓子持って座ってくれる?

開けてあげるから。ママちょっとお話するから

いーい?」

「分かったー!」

これで、少し静かに話せるかな?

座り直して深呼吸してから

「……お話とはなんでしょう?」

「先ずは自己紹介だな。

私はダリオ・ラーゴロッカ。

ここの領主で騎士団長をしている。」

「私は……紗夕、紗夕小鳥遊と言います。

紗夕が名前で苗字が小鳥遊です。」

「サユ・タカナシか。聞きなれない名前だな。」

私はゴクリと息を呑んだ。

やっぱりここは私たちがいた所じゃない。

「僕の名前はしゅーと!この子はゆのだよ!」

「……そうか。教えてくれてありがとう。」

そう言う彼の目は柔らかい光を宿していた。

「そろそろ夕飯の時間だな。食堂に移動しよう。」

彼は立ち上がり、私の方に手を差し伸べた。

ん?この手は?

「……すまない。」

そう言って扉を開けてくれた。

あ!エスコート!?

された事ないから気づかなかった!

リュックを背負って

柚乃を抱き上げて柊人の手を引いてたから

無理だったと思ってくんないかなぁ。

片手空いてたし無理ある?

内心焦りつつも彼の後ろをついていった。

何か後ろのメイドさん達の

目が鋭くなった気がする。

これは、私がやらかしたな。


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